【五条悟】ドSクズと何故付き合う事になったのかって話【呪術廻戦】

23.嫌な予感 ページ24

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普段、色んな女の子と連絡を取っていたり、気付けばふらりと何処かに出掛けていたり、町中を黙って歩けば数多の女の子がホイホイ落ちるあの悟が、好きな子1人ろくに落とせないなんて。



悟の欠点はその性格だけじゃなかったんだね……



『傑の方が良い！！クズの方が私をすぐ身代わりにしそうだし！！』と言って、またすぐに悟から離れて私の近くに来たAに、「チッ、勝手にしろよ。お前みたいな雑魚のお守とかマジめんどくせぇ、精々俺の足引っ張んねぇように自分の身ぐらい自分で守れよな」なんて吐き捨て、更に不機嫌になった悟に私は憐れみの目を向けた。



「んだよ傑、その顔腹立つわ一発殴らせろ」

「いや……悟、君もう少し女の子の扱い方を」



ゥ、ァ、ア゛ア゛！



っと、そうだったここは帳の中。
もはや悟に呆れかけていると、突然姿を現した呪霊。
見たところ3級ぐらいだ。
悟も私も3級程度の呪霊の接近に気が付かなかったなんて、随分と油断していたようだ。



3級程度なら呪霊を出す程のものでもない。
即呪力を飛ばし攻撃して、一瞬で3級呪霊は消えていった。



『今のは……2級？1級？』

「今のがそんな階級な訳ねぇだろ、あんなん雑魚中の雑魚」

「3級だね、やっぱり廃墟とだけあって目的の2級と1級呪霊以外にも何匹か居るか」

「ま、雑魚中の雑魚でも4級のお前より上だけどな」

『はいはい凄いですね特級様は』

「A……それは私にも刺さるんだが」

『え？！あ、いや傑の事じゃないよ？！というか傑の特級とクズの特級は別物！！』

「……」



駄目だやっぱり悟の表情が分かりやすすぎて爆笑しそう。
私を睨んだって全部自分の行いのせいなのに。



急に黙った私を不思議に思ったのか、私の視線を辿り悟の顔を見たAも、えっ怖、えっ……？私遂に殺される……？なんて呟いてるし、あぁ駄目だ爆笑する前に早いとこ目的の呪霊を探して倒さないと。



悟にも確認して、呪霊の気配、呪力を強く感じられる場所に向かう。
そこにはやはり何体か、呪霊がうろうろしていたのと、目的の2級相当の呪霊が一体。



私は呪霊を飛ばして、悟は呪力で蹴飛ばしたりして倒していくが、目的のもう1体である1級相当の呪霊は見つからなかった。
何かがおかしい。




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