【五条悟】ドSクズと何故付き合う事になったのかって話【呪術廻戦】

17.映画鑑賞 ページ18

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五条side


4級の雑魚が呪力操作の訓練と称して、夜蛾センの呪骸と一緒に映画を見る事になった。
呪力がゴミレベルの奴が足掻いた所でなんも変わんね〜だろ、と本人の前で言ったら案の定、キレてガミガミ怒ってきたが、俺は本当の事を言っただけだし〜？



むしろ呪力操作の訓練なんて邪魔してやろ〜と、キレるあいつは無視して一緒についてきた。



『くまたろー！こいつ殴ってどっか行かせて！！』

「……くまたろー？その呪骸そんな名前だったか？」

『……なんか夜蛾先生が名付けてた気がするけど忘れたから私用の名前つけたの！くまたろー！このクズ殴って！』

「……？？」

「ウケる、呪骸にすら無視されてやんの〜」

『うッ、……もう！！良い？！私の邪魔したら夜蛾先生に言いつけてやるんだからね！！』

「お、これ面白いぜ」

『ちょっと！！聞いてる？！』

「こいつが犯人かも〜って終始匂わせてくんだけど、実はミスリードで真犯人はこの女、あぁ後こっちは最後全員死ぬ、黒幕はこのパッケージの隅に写ってるこいつな」

『ちょ、ネタバレしないでよ！！！』



まず手始めに、ネタバレを言いまくるという嫌がらせをしてやる。



するとこの雑魚は、うわぁぁぁ！と叫んで俺の声をかき消すと耳を塞いだ。
その姿がマジで傑作で、こいつの目の前で1本1本映画のパッケージを手にとっては結末を言いまくるという嫌がらせでストレス発散。



『やめてぇぇぇ！！ッいだぁ？！なんで、なんでくまたろー？！私の事殴、きゃあ？！』

「ギャーギャー喚いてるからだろ」

『はぁ？！あんたの！！せいでしょ！！！？ッいたぁい！！？』



分かってんな、この呪骸。
まぁ呪力の乱れで感知するらしいから、俺は常に呪力は一定だし標的になるのは雑魚のこいつだけ。



必死に攻撃を避けた雑魚は、くまの呪骸を落ち着かせ手に持つと、『兎に角邪魔しないでよね！』と言い放ち映画を1本手に取って、テレビの前のソファに座った。



ついでに俺も横に座ると、また睨んできたが無視無視。



「良いだろ別に、この映画はまだ見てね〜んだよ」

『……私に話しかけないなら見ても良いけど』

「お、始まった」

『……』

「ちゃんとやんねーと呪力操作なんて一生出来ねーぞ」

『……』



さっきので学んだらしい。
一瞬俺に何か言いたそうにしていたが、呪骸を見るとあいつは不満気な顔をしてテレビの方を向いた。









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