【五条悟】ドSクズと何故付き合う事になったのかって話【呪術廻戦】

16.小学生？ ページ17

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「はい無限バリア〜！」

『ぐッ、ムカつく！！！！』



例のごとく、クズの無限？とやらに阻まれて1発も入れられない。
ちょっと強いからって調子に乗りやがって……！！



『ふん！調子乗ってられんのも今の内なんだから！！私だって術式とか色々出来るようになったらクズなんてひとひねりだもん！』

「雑魚は口だけだよなぁ〜、せめて俺と同じ特級になってから言えよ4級」

『……〜〜ッ！！！傑！硝子！なんかないの？！今すぐ呪力を何とか出来る方法！！！』

「おい図星だからって逃げんなよ」

『うっさいクズ！！邪魔！！あっち行っ、ッたぁああ？！ちょっ、くるし！まッ、て、やッ、たすけてぇぇぇ……！！！』



その度に口喧嘩しては、クズに頭をグリグリされたり首を締め上げられたり、女の子に格闘技決め込むってどんな神経してんのよ？！



そして最後には、結局いつもボロ負けな私が痛さと苦しさで目に涙を浮かべ、必死にクズの腕を私から引き剥がそうともがくと、そこでようやくクズは辞めてくれる。



で、クズから解放された私が泣きながら硝子に抱き着いて助けを求める、までがいつもの流れになりかけていた。
非常に不本意だけど！！



「あ、じゃああれやってみれば？」

『……ぐす、痛い……、？あれ？』

「映画見て呪力操作に慣れるやつ」

「あぁ、なんかそんなのもあったね」

「私とか夏油、五条は呪力が操作出来るからやる必要は無いけど、初心者のAならあれが1番手っ取り早いんじゃない？」

『え？……でも映画見てって？何か関係あるの？』

「やってみれば分かるよ、確か学長が作ってるクマの呪骸と一緒に映画見るだけだったはず」

『えぇ？！呪力操作ってそんな簡単な事で出来るようになるの？！』

「その代わりクマに殴られるらしいけど」

『え？！な、なんで？！』

「やってみれば分かる」



でも、クズに邪魔されながらも収穫は少しあった。
学長に言えば、クマ？を貸してくれるらしく、そのクマ？と一緒に映画を見るだけでなんと呪力操作が出来るようになるのだとか。



そんな耳寄り情報を硝子と傑から手に入れた私は、兎に角あのクズを1発殴りたいという信念のもと、早速その呪力操作訓練というものをやってみることとなった。


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