反日少年団

No.8(youside) ページ8

何で睨んでいるの？

気のせい？

いや、違う。

完全に睨まれている。



MN「A、自己紹介して」

「あ、はい……」



一応防弾少年団好きなの言うか……


「パク・Aです……高２です。
ダンスと歌が大好きです。

K-POPが大好きで、その中でも貴方達、
防弾少年団が大好きです。
なので自己紹介はしなくて大丈夫です。

K-POPが好きなので韓国語を覚えました。

宜しくお願いします……」


私が喋り終わると、みんな嫌な顔をして、
もっと睨んできた。



MN「おい、みんな。さっきも言っただろ。
そんな顔するな。受け入れなさい。」



TH「は？なんで！
なんで日本人が俺達のグループに
入ってくんの？てか大好きとか気持ち悪。
まじ無理。俺は絶対認めない。」







え？


JK「そうですよ、マネージャー。
よりによってなんで日本人なんですか。
ありえません。」





ねぇ


SJ「そうだよ。俺はやだ。
一緒に活動するなんて無理。」





ちょっと


HS「俺もやだ。反対。
気持ち悪すぎて吐きそう。」





は


JM「日本人とかないわ。無理です。
キモすぎ。」





まって


YG「意味わかんねぇんだけど… 無理。」





あの


NJ「マネージャーさん、
皆が言ってるように、
リーダーの僕も反対です。

皆が嫌と言っているんじゃあ
辞めた方がいいんじゃないんですか？」






あのさ






防弾少年団って



こんなに









________反日だったの？






MN「皆して気持ち悪いとか
嫌だとか無理とかいうな！


みんなよく聞け。

防弾少年団は今のままでもとてもいい。

人気もあるし、ダンスも上手い。
歌も上手い。

愛されている。」



MN「だがな、こいつが入ることで

防弾少年団は最高で最強で無敵になるんだ。」



TH「はっ、そんなわけないじゃん。
逆に人気落ちるわ。
俺はぜってーみとめねー。」

MN「おい、テヒョン！」

「おれも」 「おれも」 「ぼくも」




ちらほら聞こえる、反対の声。





なんだ。


防弾少年団って


こんなレベル低い集まりなの。


そうだったんだね。






あぁ



部活もバイトも辞めて



やっと楽になれると思ったのに









何にも変わらないや

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