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37.言ってはいけない事 ページ8

沼から出てきた途端に禰豆子がやられそうなのが見えた。
急いで地面を蹴り、鬼の両腕を斬り落とした。
鬼は壁へともたれかかった。


『禰豆子大丈夫?』

禰「む〜…」


禰豆子は額の傷が痛いのか私の胸に顔を埋めるようにして抱きついた。
そんな禰豆子の頭を優しく撫でる。

やっぱ甘えてくれると嬉しいなぁ…(長女)


沼2「(なんで此奴が…やられたのか!?この女に俺が2人とも…!?)」


鬼は焦った表情で私を見る。
禰豆子を離して鬼に向かって睨みつけた。


『お前達は腐った油の様な匂いがする…一体どれ程の人を殺したの!』

沼2「女共はなぁ!あれ以上生きてると醜く不味くなるんだよ!だから喰ってやったんだぁー!!」


…………訳が分からない…


沼2「俺達鬼に感謝………ゲホッ!」

『もういいよ…』


鬼の口を横に斬り裂き、更に睨みつけた。
その顔は鬼も身を引く程の怒りの顔だった。


『……鬼舞辻無惨について知っている事を話して…』

沼2「ヒッ!?」


私がそう言うと、鬼の表情が一変した。


『話して……話しなさい!』


怒鳴って言ったけど……鬼は…







沼2「言えない……言えない…」




骨の奥まで震える様な恐怖の匂いがした…。









………………。

無「喋ってはいけない。私の事は誰にも喋ってはいけない。」


沼鬼は鬼舞辻無惨に首を掴まれている。圧倒的過ぎる力に抵抗が出来ない…


無「喋ったらすぐに分かる。私はいつも君を見ている。」


鬼舞辻は口の前に人差し指を立て、威圧感のある声で言い聞かせた。

………………。









沼2「言えない…言えない!言えない!言えない!」


鬼はそう言いながらもがき出した。
恐怖の匂いが強くなる…


沼2「言えないんだよぉー!!」



腕が再生して襲いかかってきた!?
なんとか避けて鬼の首を斬った。

斬れた首が転がりながら塵になっていった。


『(うぅ…また…聞き出せなかった…)』



また禰豆子を人間に戻す方法が遠ざかった……



『あ…!禰豆子!!……寝てる?血も止まってるし…回復の為の眠り…?』


壁に寄りかかって寝る禰豆子の前にしゃがみ、禰豆子の両頬に手を添える。


『ごめんね…ごめんね禰豆子…もうちょっと待ってて…お姉ちゃんが絶対…人間に戻してあげるからね…』


禰豆子の額と私の額を合わせる。

禰豆子を箱の中に入れ、絶望してる和巳さん
の元へと駆け寄っていった。

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高音(プロフ) - 向日葵さん» あれマフラーだったんだ!?確かに初期の時付けてたのと同じ配色や…ありがとうございます!応援もありがとうございます!頑張ります! (2020年10月4日 19時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - 手拭いじゃなくてマフラーらしいですよ!とても面白いです、応援してます!!!!!!!!!! (2020年10月4日 19時) (レス) id: d802e72a2b (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - ファッションモーンスタァァァァァァァァ!!↑さん» そんな感じっすかね結局は? (2020年3月29日 15時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ファッションモーンスタァァァァァァァァ!!↑ - 成り変わりと言うより女化した炭治郎な気がすんな (2020年3月29日 14時) (レス) id: 471d1c9260 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - リンゴジュースさん» ホントですね(笑)ご指摘ありがとうございます! (2020年2月20日 7時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高音 | 作成日時:2020年1月26日 1時

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