【鬼滅の刃】守る為に戦え！！Part2〔成り代わり〕

73.守ったよ… ページ46

『清君！てる子ちゃん！どこ！』


私は2人を匂いを辿って探し回っています。
そして2人がいる部屋に辿り着き、襖を開ける。


『清君！てる子ちゃん！』

｢｢わー！！｣｣

『え！……痛っ！？』


襖を開けると清とてる子が色んな物を投げ飛ばしてきた。
その1つの本の角が私の額に当たった！？


て｢あ…｣

清｢Aさん…｣

『何で…物投げてくるの……』

清｢ごめんなさい！鼓が消えちゃって混乱して…｣


あ…！あの鬼倒したから鼓まで消えたのか…


『でも良かった無事で。よく頑張ったね…』

て｢う…うわぁぁぁん！｣


てる子ちゃんは安心して泣き出してしまった。


『大丈夫だよ。2人共お疲れ様。外に出よう。清君背中に乗って』


2人を優しく撫でて清君に乗るよう言った。


清｢い…いや。俺重いですし…｣

『鍛えてるから大丈夫！』


清君は少々おろおろしながら私の背に乗る。


て｢お兄ちゃんいいなぁ｣

『清君は足怪我してるからだよ。てる子ちゃん我慢して。清君、足は大丈夫？』

清｢あ…はい！｣


清君凄いドキドキしてる…
竹雄も怪我した時こんな感じだったっけ？懐かしいなぁ…
可愛い……(ショタコンじゃないよ)




『(善逸と正一君の匂いがする。外に出てるね。2人共無事…………！？



血の匂い！)』


善逸と正一の近くから血の匂いがする！


清｢どうしました？｣

『……急ごう』


私はてる子と手を繋いで外まで足を急がせる。









？｢オラァ！どけ！オラッ！刀を抜いて戦え！この弱味噌がぁ！｣


『ぁぁ……』



外へ出ると…

善逸が……猪の男に蹴られてる
正一君は…木陰の裏にいる



善｢Aちゃん…俺…守ったよ……君が…これ…命より大事なものって…言ってたから…｣



善逸が抱えていたのは…







禰豆子が入っている箱だった。
猪の男から庇うように抱えている。



？｢威勢のいい事言いやがって！刀も抜かねぇこのグズが！同じ鬼殺隊なら戦ってみせろ！｣


猪が善逸を蹴り飛ばして地面に倒す。

六太を庇って血塗れで倒れてた禰豆子のことを思い出した。


『……！』



？｢もういい…お前ごと箱を串刺しにしてやる！｣


痺れを切らした猪が刀を振り上げる…







『やめなさーい！！！』





Aは猪に向かって地面を勢いよく蹴り、走り出した。

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