54.己の力で ページ26
愈｢お前！死なないからって不用意に出てくるな！｣
愈史郎は毬を蹴飛ばした禰豆子に注意する。
しかし…禰豆子の目にはまた愈史郎の姿に六太の姿が重なる。
愈｢どうし……ｯ！｣
禰豆子は愈史郎の頭を優しい撫でた。
愈｢やーめーろー！何してるんだ！？くるぞ！｣
愈史郎は不服の様子。
朱紗丸がまた毬を投げてきた。
禰豆子はその毬を蹴る…しかし蹴った毬は大して飛ばなかった。
朱｢儂の毬を蹴ろうと…また足が吹き飛びたいか！｣
再び毬を投げる。
禰豆子も再び蹴る。
禰｢ﾌ-……ﾌ-！｣
禰豆子は青筋を立て、毬を勢いよく蹴り飛ばした！
朱紗丸はその毬を掴む。
朱｢！？｣
予想外の出来事に朱紗丸は驚嘆する。
朱｢(くっ…このガキ！私の毬を蹴り返すようになってきたとは…生意気な！)｣
朱紗丸も毬を蹴り飛ばす。
禰豆子はそれを蹴り飛ばす。
朱｢このガキ…！｣
禰｢ﾌ-…！｣
2人は睨み合いながら毬を蹴り合う。
すると屋敷から珠代が出てくる。
愈｢凄い…珠代様…これは…？｣
珠｢私が使ったのはただの回復薬です。鬼専用の…体を強化する作用は無い…禰豆子さん自身の力です。人の血肉を喰らわずに彼女は自分の力で急速に強くなっている…｣
禰豆子は脚にまで青筋を立て……毬を壁まで勢いよく蹴り飛ばした！
毬が朱紗丸の頬を掠めた…
珠｢(しかし…相手も強者。全力で潰しにこられたら一溜りもない…私が…何とかしなければ…)｣
珠代は腕の裾を捲る…
朱｢ハハハ！面白い娘じゃ！今度はこちらも本気で相手をしてやる！いつまで持ち堪えられるかの？｣
珠｢そこの十二鬼月のお嬢さん。｣
珠代は禰豆子の前に立ち、朱紗丸に問いかける。
朱｢邪魔だ！逃れ者は引っ込んでおれ！｣
珠｢1つだけお聞かせ下さい…貴女は鬼舞辻の正体をご存知なのですか？｣
その言葉を聞いた瞬間……朱紗丸の顔が青ざめた。
朱｢な……！何を言う貴様！｣
珠｢あの男はただの臆病者です。いつも何かに怯えている。｣
朱｢やめろ…貴様やめろ！｣
朱紗丸の声が段々焦り出す。
珠｢鬼が群れる事が出来ない理由を知っていますか？鬼が共喰いする理由を？鬼が束になって自分に襲ってくるのを防ぐ為です。そのように操作されているのです…貴女方は…｣
朱｢黙れ…黙れ黙れ！あのお方はそんな小物ではない！｣
朱紗丸は更に焦る。
愈｢(珠代様が…術を使っている)｣
珠代の腕からはAを助けた時のように血が流れ、術をしていた。
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高音(プロフ) - 向日葵さん» あれマフラーだったんだ！？確かに初期の時付けてたのと同じ配色や…ありがとうございます！応援もありがとうございます！頑張ります！ (2020年10月4日 19時) (
レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - 手拭いじゃなくてマフラーらしいですよ！とても面白いです、応援してます!!!!!!!!!! (2020年10月4日 19時) (レス) id: d802e72a2b (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - ファッションモーンスタｧｧｧｧｧｧｧｧ！！↑さん» そんな感じっすかね結局は？ (2020年3月29日 15時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ファッションモーンスタｧｧｧｧｧｧｧｧ！！↑ - 成り変わりと言うより女化した炭治郎な気がすんな (2020年3月29日 14時) (レス) id: 471d1c9260 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - リンゴジュースさん» ホントですね(笑)ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月20日 7時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高音 | 作成日時：2020年1月26日 1時
