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7.任務 ページ8

『ここにいるのよね』

「はい。準1級呪霊…最低でも2級のものでしょう。そして恐らく3級辺りも数体…。
貴女なら大丈夫だと思いますが気をつけてください」


Aは指名された場所、ある廃病院まで送ってもらった。
階級がそのくらいなら何とか行けるか。

ちなみに憂太は棘の任務に同行したようだけど…また里香が出たら…柄にもなく心配するわ。


「では帳を下ろします。ご武運を」


Aが病院に入った時、補助監督が帳を下ろした。







『さーて…』


帳が展開された途端、2体の呪霊が姿を見せた。


『準2級…いや3級ってとこか…』


Aは腰のナイフを引き抜くと呪力を込め、素早く2体に突き刺した。
呪霊は攻撃する間もなく祓われた。


『呪具じゃなくてもいけるもんだなこのナイフ』


ナイフは呪具ではない。
単純に人対の護身用具だったがこれレベルにはよく使っている。
亜堕螺は使うのが少々めんどいから助かっている。


『中か』


Aはそのまま病院の中に入る。
中は予想通りボロボロで看板や器具の様な物が転がっていた。
明らかにいそうな雰囲気ではあるが…


「ようごそぉぉ…」

『あーどーも』


受付に呪霊が1体、まぁ雑魚だ。


『メス入りまーす』


そのまま受付に歩くと躊躇なしに頭に呪力を込めたナイフを突き刺した。
呪霊はそのまま消えてった。


『1階にはいない…上か?』


1階に呪いを感じなくなった。
外にはあれ以外の呪いは感じなかったから後は上しかない。
Aは階段から上へと上がって行った。

術式の関係上、結構呪いなどが肌を伝う感覚に敏感になっている。
と言ってもそこまで広くは感じられないけど。









『ぅ…濃いな』


上に登った途端に濃いめの呪いを感じた。
明らかにさっきよりレベルが違う…


『準1級…あるね』


と歩こうとした時、



「ぅぅぅ…!」

『!?』


背後からまるでゾンビのような様相の呪霊が飛びかかってきた。
Aは咄嗟に頭を下げ、避ける事ができた。


『背後からとは卑怯なり!
呪いだろうが何だろうが正面からこんかい!』


こいつが主か…?
呪いは濃いけど…


『゙視゙』


Aは呪いと自身の視覚を繋いだ。
奴からの視線が分かる。

準1級呪霊は再び飛びかかってきたが、術式のおかげで簡単によけれる。


『あんまり長引かせたくないからさっさと祓うよ』


Aは背中の長身の剣を鞘から抜いた。
切れ目のある刃が姿を見せた。

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高音(プロフ) - プスメラウィッチさん» 現在オチは決まってないのですが原作の展開次第ではなるかもしれないですね!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年5月27日 19時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月27日 19時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高音 | 作成日時:2021年4月1日 21時

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