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30.新たな契約 ページ31

暗く陰湿な部屋…。
そこには当主の禪院直毘人と躯倶留隊隊長の禪院信朗がいた。


毘「少し見ない間に随分変わったじゃないかA」

『あんたは一切変わらないじゃんご当主様。
そっちの変な髪は用心棒かしら?』

信「何?」


口悪く言われた信朗は眉をひそめた。


『悪いけど私が用あるのは直毘人だからさ、出てってくれない?』

信「随分な口になったじゃねぇかよお嬢ちゃん。1級になってお調子者になったか?」

『まぁ少なくともお前より強いしね』


いくらでも煽るAに信朗は刀に手を置く。
そして刀を抜こうとした……


毘「下がれ。契約は儂とこやつで組んでるものだ。
お前が部外者なのは事実だ」

信「…御意」


信朗は刀から手を離し、部屋を出ていった。


『無駄な血が流れないで済んだね』

毘「さっさと話を進めようじゃないか」

『契約内容は覚えてるよね?』


毘「゙高専に入学して2年以内に1級になる事。
達成しなかった場合は正式に禪院家に取り入る事。゙
だったな?」


高専入学前に私が禪院家に全く介入する気がないから直毘人に組まされた組んだ契約。
私の呪具・亜堕螺はその達成の為の前金みたいなものだ。


毘「お前が今日来たのは達成した報告ではあるまい?
何の用だ?」

『鋭いことで。
まず私は禪院家に入りはしない。私は高専主軸で動く。
だけどここを利用しない手は無いからね、提携って形でなら私の゙名前゙ど術式゙を貸す』

毘「新しく契約を組むという事か…」


ここは呪術界のエリート。
呪具等の呪いは1級品だ。少しでもこれを自分の物にするなら使わない訳にはいかない。


『契約を組む為に特級呪具、その1つの所有権を私に譲ってもらう。
やれる事が増えたからね…』

毘「待て待て。それではそっちが利ではないか?
そっちは呪具を自分の物にできるがこっちはお前を手に入れた訳では無い。
少々不公平ではないかな?」

『やっぱそうなるよね』


一方的にぶんどってやろうと思ったけど…やっぱりこいつは気付くか…。


毘「なら特級呪具をお前に譲る代わりに
゙儂が死ぬまでに特級術師になるか五条悟を殺す事。
失敗したら家に取り入る。゙
という契約だ」

『おいおい今度はこっちがアンフェアになったよ?
悟を殺すだって?無理でしょ』

毘「安心しろ。儂とて簡単にくたばりはせん。
リミットはしばらくある筈だ。
これを受け入れないならこの契約は無しだ」

『…分かった。これで成立だ』



この条件で2人は縛りを結んだ。

31.捨てた親→←29.こいつ何とかならんのか



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高音(プロフ) - プスメラウィッチさん» 現在オチは決まってないのですが原作の展開次第ではなるかもしれないですね!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年5月27日 19時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月27日 19時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高音 | 作成日時:2021年4月1日 21時

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