55.予想外の奴ら ページ8
煉獄と別れてから約半日、夜になり辺りは暗くなった。
高い木により月光もささりにくい。
『せめて1人でも生き残りがいたらいいんだけど…』
約2ヶ月間ここは鬼の被害が出ている。
高めの階級の隊士を送っても帰還せず…。
十二鬼月か相当な数の鬼がいるのか…とにかくこの被害はもう放っておけるものではない。
カサ…
『…！』
明らかに風とは違う音が聞こえた。
何かいる…
Aは音のした方へ足を進める。
すると…
ドサッ！
『な…！？』
目の前に首のない死体が落ちてきた。
その死体は鬼殺隊の隊服を着ている。
釜｢あーまた来たのか。柱…じゃないな｣
声の方を見ると頭を食べている鬼が枝に腰掛けていた。
片目に数字が見える…
『(十二鬼月…！)』
Aは刀を抜き、下弦の陸・釜鵺に向かって跳ぶ。
釜鵺は頭を捨て、他の木々に飛び移りながら逃げる。
『(あの鬼は下弦…しかも陸！
この鬼なら私でも狩れる！)』
風の呼吸、壱ノ型・塵旋風・削ぎ
木を足場にAは釜鵺向かって突っ込んだ。
が…
『…わ！？』
地面が盛り上がり、二人の間に壁を作った。
轆轤｢危ねぇな…｣
『(2体！？)』
下弦の弐・轆轤の血気術だった。
『(ﾁｯ…一旦距離を…)』
Aは立て直しの為に離れる。
病｢はぁぁ！！｣
『何…！？』
退いた先に下弦の参・病葉が突撃してきた。
Aは身を捻って躱したが、病葉が触れた木が一瞬にして枯れた。
零｢逃がさないよ｣
下弦の肆・零余子が畳み掛けるように雨粒のような欠片をAに撃ち込んだ。
霞の呼吸、弐ノ型・八重霞
Aは型で欠片を払い、木陰に隠れた。
『(何で十二鬼月がこんなに…！こいつらが今回の任務の元凶か！
だけど…この違和感は何？)』
下弦の鬼にしては異様に強い。
今まで柱との合同任務で数体の下弦と出くわしたがどれもここまでの強さを感じなかった。
鬼舞辻直属の配下なら鬼の強化もそう難しい事じゃないか…。
『しっかし…分が悪いでしょさすがに。
十二鬼月4体とか…いや、まだいるかもしれない』
今見えてるのが4体なだけでまだまだいる可能性はある。
しかしまずはこの4体を何とかしなければ…！
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この4人の血気術はお分かりの通り全て作者が勝手につけたものです。
血気術無しでやるのはどうにもキツかったので勝手に作ってしまいました…
どうかお許しください！
ちょっとオリジナルで作りたい欲がありました！
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高音(プロフ) - ???*??さん» ありがとうございます！書く気力が割と出てきたので時間みつけてもっと書こうと思います！ (2022年1月6日 19時) (
レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
???*??(プロフ) - 更新ありがとうございますありがとうございます!!これからも頑張ってください(●︎´▽︎`●︎) (2022年1月6日 19時) (レス) @page11 id: ef39514e5c (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - yuikusさん» ありがとうございます！そう言ってくださるのが原動力です！ (2021年12月18日 7時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
yuikus - めっちゃ面白い！！更新楽しみに待ってます！😆 (2021年12月18日 6時) (レス) @page10 id: 64fb7cf4f5 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - いちごちゃんさん» ありがとうございます！是非気長にお待ちください！ (2021年3月22日 14時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高音 | 作成日時：2021年3月20日 15時
