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58.襲う人影 ページ11

1「これ可愛い!この簪可愛くない!?」

3「可愛い…でもちょっと高いね」


A達は雑貨屋に立ち寄り装飾品をワイワイしながら見ていた。


2「これAに似合いそうじゃない?」

『え?…そうかな?』

1「似合うじゃん!」

『…えへへ』


似合いそうと言われて可愛い簪をAは付けてみた。
似合うと褒められてAは照れ笑いをした。

でも…やっぱり簪は中々に高いなぁ。


『…ん?』

1「どうしたの?…この絵?」


Aが見ていた絵は見事な抜刀を決める瞬間の侍の絵だった。


3「Aこういう人が好きなの?」

『そういう訳じゃないけど…』

2「Aに侍は似合わないよ〜!
ちっちゃくて可愛いんだから!!」

『…むぅ』


小さいと頭を撫でられるAは不服そうな顔をした。

なんだろう…侍なんて全く興味もなかったはずなのに…
何でこんなに気になって…懐かしい感じがするんだろう?


2「そろそろご飯食べに行かない?お腹空いた…」

1「そうだね。Aどこがいい?」

『うーん…いっぱい食べれるとこ?』

1「Aからしたらどんなにあっても変わらないでしょ」

『まぁ私結構食べるけどさ…』


飯屋に向かおうと店を出る。
すると路地に何かが動く影が見えた。


3「どうした?」

『……ちょっと待っててね』


3人を置いてAは路地に入っていった。





何で追いかけようとしているんだ?
でも…何か見覚えがあるような…。

影が向かった先をずっと進んでいくと、人影が真ん中に立っていた。
真っ暗で顔とかは全く見えない…。


『…あなた私とどこかで会った事ありますか?』

?「……」


顔は見えないが覚えのあるような人影に話しかけるが一切反応がない。
しかし何故かずっと…初めに私が見た時からずっと私を見ていた気がした。


『あの…』


人影に近付こうと足を進める。


『ん…っ!?』


するとさっきまで微動だにしなかった人影が一瞬で迫ってきて首を掴まれた。


?「こんな所で何を油売っている?」

『だ…れ……』

?「さっさと起きよ」


人影がまるで煙のように広がり、Aの全身を包む。
それと同時に首の絞め付けも強くなる。


『ぁ……ぅっ……!』

?「貴様にはまだ働いてもらう。さっさとしろ」


更に強く首を絞め付けられていく。
次第に意識が遠のいていき……

そして落ちた。

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高音(プロフ) - ???*??さん» ありがとうございます!書く気力が割と出てきたので時間みつけてもっと書こうと思います! (2022年1月6日 19時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
???*??(プロフ) - 更新ありがとうございますありがとうございます!!これからも頑張ってください(●︎´▽︎`●︎) (2022年1月6日 19時) (レス) @page11 id: ef39514e5c (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - yuikusさん» ありがとうございます!そう言ってくださるのが原動力です! (2021年12月18日 7時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)
yuikus - めっちゃ面白い!!更新楽しみに待ってます!😆 (2021年12月18日 6時) (レス) @page10 id: 64fb7cf4f5 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - いちごちゃんさん» ありがとうございます!是非気長にお待ちください! (2021年3月22日 14時) (レス) id: b411e95559 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高音 | 作成日時:2021年3月20日 15時

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