【鬼滅の刃】助ける為に戦え！！〔成り代わり〕

30.漆黒の刀 ページ37

『いえ…私は炭十郎と葵枝の娘ですよ？』


赫灼の子が何か分からず、とりあえず否定する。


鋼｢そういう意味じゃねぇ。｣


あ…違かったのね。
知ったかぶりみたいになった。


鋼｢頭の毛と目ん玉が赤みがかってるだろ？火仕事をする家はそういう子が生まれると縁起がいいって喜ぶんだ……ぜ…｣

『？』


説明する鋼鐵塚さんが私の頬っぺを指でぐりぐりすると、急に止まってしまった。


鋼｢(や…柔らかすぎるだろ…)｣


あまりにも柔らかいAの頬に驚く鋼鐵塚さん。


鋼｢こ、こりゃ刀も赤くなるかもな！なぁ鱗滝！｣

鱗｢……あぁ｣


照れ隠しで話を逸らす鋼鐵塚さんを鱗滝さんは少しムスッとした様子で答えた。
可愛いな鱗滝さん…









鋼鐵塚さんがようやく家の中に入り、鞘に入った日輪刀を渡してくれた。


鋼｢さぁさぁ。抜いてみな。日輪刀は別名・色変わりの刀と言ってな…持ち主によって色が変わるのよ。｣


手をうねうねさせながら鋼鐵塚さんは教えてくれる。
何その動き
色変わりの刀って傷の子も言ってた気が…

私が刀を鞘から抜くと、刀が色で段々染まっていた。






……………黒だ。






鋼｢…黒！？｣

鱗｢黒いな…｣

『え！黒ってなんか駄目ですか！……不吉？』


2人ともあまり喜んでるとは言えないから不安でしょうがないよ！


鱗｢いや。そういう訳ではないがあまり見ないのでな…ﾞ漆黒ﾞは…｣


そんな反応する位珍しいんだ…。
ん？鋼鐵塚さんがプルプルしてる…？


鋼｢俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにー！！くそーー！！｣

『ﾋｯ！！』

鋼｢ｷｴｪｪｪｴｴｪｪｪ！｣


急に叫び出す鋼鐵塚さんにビクッ！っとなった！鋼鐵塚さんに固め技をかけられた！


『痛い痛い痛いぃぃ！！ちょっと…危ない！落ち着いて！何歳なんですか！？』

鋼｢37だ！！｣


中々よい年齢だったーー！
てか鱗滝さんから怒りの匂いがするー！




そんな空気を割って入ったのは……鴉だった。


鴉｢竈門A！司令を伝える！｣

『……えぇぇ！喋ったー！？』


鴉すら喋るの鬼殺隊！？
色々濃すぎてお腹いっぱいだよ！


鴉｢北西の街へ向かえ！そこでは少女が消えている！毎夜毎夜少女が消えている！そこに潜む鬼を見つけ出し討つのだ！｣


少女が……？
……ロリコン？(この人シスコン)


鴉｢竈門A心してかかれ！鬼狩りとしての最初の仕事である！｣







これが………私の初めての仕事…

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