【鬼滅の刃】助ける為に戦え！！〔成り代わり〕

28.戻ったよ ページ35

『ﾊｧ………ﾊｧ…』


玉鋼を選び、隊服は寸法を測った後に支給され、多少のお話を聞いて解散した。
寸法と支給の時にﾞメガネの人ﾞいたけど……なんかおかしな匂いした…

疲れすぎて鱗滝さんの元へ戻るのですらキツすぎる…


『(甘かったなぁ…どの鬼も全然話も出来なかった…問答無用で食べようとしてくるし…ごめんね禰豆子…人間に戻る方法……聞けなかったよ…)』


杖ついてても上手く歩けない…合格出来た事は良かったけどそれ以上に大事な事は成せなかった…


『(体中痛い…隊服すら重くて……早く戻りたいのに…また泣きそう……)』


もうメンタルですらもボロボロだ…









『つ……着いた…』


死に物狂いで家へ歩き、戻った頃には夜だった。
何回も何回も倒れたけど…


『禰豆子…鱗滝さん…』



ﾊﾞﾝｯｯ！



『ﾋｯ！！』


鱗滝さんの家の扉が突然倒れ、驚いて尻もちをついてしまった。


『え……？』


そこから現れた人物に目を丸くした。


『禰豆子！起きたのね！』


知らない間に起きたんだ！
駆け寄ろうとするけど体が痛くて起き上がれない。

そんな姉を見た禰豆子は姉の元へ走り出し、私のことを思いっきり抱きしめた。
私は禰豆子を強く抱き返した。


『禰豆子ぉ…なんで急に寝ちゃうの！全然起きないでさ……どれだけ…心配…したと思ってるのぉ！！』


溜めていた涙をたくさん流しながら禰豆子に言った。
修行が始まってから泣く事が出来なかったけどその分ってくらい泣いた。

嬉しい思いや怒ってる思いなどが沢山溢れてきた。
ホントにどれだけ不安だったか…

その様子を見た鱗滝さんは2人に向かって歩き、2人ごと抱いてあげた。


鱗｢よく……生きて戻った…｣


天狗のお面でよく分からなかったけど鱗滝さんはお面の中で涙を流してた。

帰って来れて本当に良かった…

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