20.厄除の面と藤襲山 ページ27
鱗「なぁA。鍋は美味かったか?」
『はい!あんなご馳走久しぶりでした!』
鱗滝さんよそってくれてばっかりで食べてなかったけど良かったのかな?
鱗「そうか…お前のような食べ盛りは食った分だけ力もつくし体も大きくなる。だがそれは鬼も同じ。覚えておけ。基本的に鬼の強さは人を食った数だ。」
修行の時とは違って優しい声で喋ってたけど、鬼の話になったらまた声色が戻った。
『いっぱい食べたら強くなるって事ですか…?』
鱗「そうだ。力は増し肉体を変化させ、怪しげな術を使う者も出てくる。お前ももっと鼻が利くようになれば鬼が人を何人食ったか分かるようになるだろう。」
そこまで便利になればいいな鼻…
鱗滝さんは棚の中から錆兎と真菰が付けてたような狐のお面を取り出した。
『これは…?』
鱗「゙厄除の面゙という。お前を災いから守るようにまじないをかけておいた。」
『ありがとうございます!』
錆兎と真菰とお揃いだ!
家族以外でお揃いになったの初めてだから嬉しかった。
『禰豆子…絶対にここに戻ってくるからね…』
翌日、私は寝ている禰豆子にそう伝え、外へ出た。
鱗「妹の事は心配するな。儂がしっかり見ておいてやる。」
『はい!ありがとうございます!
行ってきます!鱗滝さん!』
禰豆子の為にも絶対帰らないと!
後……
『錆兎と真菰によろしく!』
鱗「!!……A…!何故お前が………゙死んだ゙あの子達の名を知っている…」
驚きの名前に鱗滝が尋ねたが、既にAの姿は見えなかった。
藤襲山に着き、私は周りの景色に目を奪われていた。
『(凄い…こんなに藤の花が!今は咲く時期じゃないのに…)』
こんなに藤の花あるのも不自然だけどな…
とかなんとか言ってたら会場に着いた。
私の他にも沢山の子達がいる。
何人か…気になる子達がいる……
1人は不思議な雰囲気を漂わせている女の子…
1人は覚悟を決めた様な顔をした黄色い髪の男の子…
1人は何かを睨む様な目付きの大きな傷跡がある男の子…
「「皆様。今宵は鬼殺隊最終選別にお集まり下さってありがとうございます。」」
気になってる子達を見ていたら黒髪の子と白髪の子が始まりの挨拶をしていた。
とうとう始まるんだ…!
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高音(プロフ) - 藤崎エヴァさん» ありがたきお言葉!番外編はネタ中々思いつかないけど、本編は頑張っていきます!夢主可愛いですよね!(お前が言うな) (2020年3月11日 12時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
藤崎エヴァ(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん滅茶苦茶可愛いし、お話面白ろかったです!本編も番外編も更新頑張って下さい! (2020年3月11日 11時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - OrangeShakeさん» 気に入って下さりありがとうございます!これからも本編も番外編も頑張って更新していきます! (2020年1月20日 20時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
OrangeShake - 面白いですね。私のお気に入りです!!更新頑張ってください! (2020年1月20日 20時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - 青海真珠さん» ありがとうございます!俺も消すつもりはないですけど、ビビリ&心配性なので一応パクってないよって報告でした。気に入っていただき本当にありがとうございます!俺自身も書いてて楽しいし、見てくれるだけで嬉しいのでこれからも続けていきます!心配させてすみません (2020年1月18日 22時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高音 | 作成日時:2020年1月15日 23時