12.鱗滝左近次 ページ16
『(天狗のお面…?てかこの人全く足音がしなかった!)ど…どうしたらとどめを刺せるんですか?』
?「人に聞くな。自分の頭で考えられないのか?」
え〜……。
首もげても駄目で分からないから聞いてるのに…。
私は近くにあった大きな石を持ち上げた。
「(刺して駄目なら…頭を潰すしか……頭蓋骨を砕いて完全に潰すには…何度か打ち付けないと…きっと苦しいよね…何か1回で絶命させれる方法はないの……?)」
いくら人の命を奪ったからって…苦しませて殺したくない…
せめて…楽に死なせてあげたい…
?「(あぁ…この子は駄目だ。思いやりが強すぎて決断出来ない。鬼を前にしても優しさの匂いが消えない。鬼にすら同情心を持っている。義勇…この子には無理だ。)」
謎の老人はそう確信していた。
鬼「(……!気を失っていた…体の方が死んだのか?気分が悪い…。)」
とどめを刺さなかったまでに、鬼は目を覚ましてしまった。
鬼「あ!このガキ!殺してやる!食い殺してやる!こっちに来い!俺はそっち行けねぇんだお前から来い!」
殺されるの前提で行く馬鹿はいないでしょ…
そんな事してたら日が登ってきた。
『(あ…もたもたしてたら夜が明けちゃった…。)』
鬼「!?ウガァ!ア゙ア゙ア゙ア゙!」
『え!?』
日が登ってきたと同時に鬼の首が焼かれ始め、塵になって消えてしまった。
『(日に当たっただけでこんな事に!?そりゃ禰豆子は嫌がるよ!!)』
言われた事守ってて良かった!!
『あ!?禰豆子!!』
禰豆子がいない!?
急いで御堂の中を覗いてみると、禰豆子は御堂の中で日に怯えながら篭に入っていた。
「あぁ……良かったぁ…!(涙目)」
禰豆子が消えちゃったと思った…
とりあえず生きてて一安心。
私は外へ出ると、お面の老人が御堂の裏で拝んでいた。
『(殺された人達を埋葬してくれてる…)あの…』
鱗「儂ば鱗滝左近次゙だ。冨岡義勇の紹介はお前で間違いないな?」
この人が…
『あ…はい!私は竈門Aです。妹は禰豆子で…』
鱗「A。妹が人を喰った時、お前はどうする?」
『え…?』
いきなりそんな事聞く…?
パァァン!
……?
頬っぺたが痛い…………叩かれたの…?
ぶったな…親父にもぶたれた事な……
…ごめんなさいふざけました。
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高音(プロフ) - 藤崎エヴァさん» ありがたきお言葉!番外編はネタ中々思いつかないけど、本編は頑張っていきます!夢主可愛いですよね!(お前が言うな) (2020年3月11日 12時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
藤崎エヴァ(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん滅茶苦茶可愛いし、お話面白ろかったです!本編も番外編も更新頑張って下さい! (2020年3月11日 11時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - OrangeShakeさん» 気に入って下さりありがとうございます!これからも本編も番外編も頑張って更新していきます! (2020年1月20日 20時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
OrangeShake - 面白いですね。私のお気に入りです!!更新頑張ってください! (2020年1月20日 20時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - 青海真珠さん» ありがとうございます!俺も消すつもりはないですけど、ビビリ&心配性なので一応パクってないよって報告でした。気に入っていただき本当にありがとうございます!俺自身も書いてて楽しいし、見てくれるだけで嬉しいのでこれからも続けていきます!心配させてすみません (2020年1月18日 22時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高音 | 作成日時:2020年1月15日 23時