無邪気に狂う (ページ7)

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4話　かわいいページ7

『シェリー』

シ「？カルーアかしら？」

『そうだよ！』

『ねーねー何しているの？』

シ「新しい薬の開発よ」

『いつもやってるよねー楽しい？』

シ「楽しいとはいえないわね」

『ふーん、、あ、そうそう解剖したいんだけどジンからなんかもらっていない？』

シ「もらったけれど処理していいと言っていたわ」

『はー！？何それジンのやつあれだけ言ったのに』

『シェリー！！俺、少しジンのやつ殺してくる』

シ「やめときなさい。殺されるわ」

『俺の方が絶対強いのに』プクッ

シ「はー、、ラットでも使う？」

『いいの？大事でしょう？』

シ「あなたが他のもの解剖するよりいいわ。知らないうちに何かするもの」

『ゔぅ何とも言えない』

シ「はい、」

『ありがとうシェリー！またくるね』

静まり返る実験室

シ「少しぐらい顔を見せてくれてもいいじゃない」

カルーアは、基本的に誰かに会うときはお面をする

カルーアがボスの孫だからだ

ネームドまたは、特定の人しか見たことがない

シェリーには見る権利があるが、実験室には他にも人がいるためシェリーはカルーアの主顔を見たことがない

カルーアも何故か見られることを避ける

カルーアは秘密主義なのだ

『(このネズミ解剖してもいいけど育てようかな』

『ベルに怒られるか』

徐々に任務からの興奮が落ち着いてきたのだろうか

『疲れた気がする』

『この前のテレビの続きでも見るか』

『……………』

シーンと廊下が静かになる

長い長い廊下
冷たく暗い

それが不気味で僕は走る
突き当たりの角

？『"いつも俺は一緒だよ♪天弥“』

廊下の鏡に天弥に似た顔が映る
その顔が不気味に笑ったように見える

天弥はそのことに気づかない
いつ本人は気づくのだろうか

それはまだ先のことである

後ろではカラスが鳴く
赤い瞳を光らせて…

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