一話 過去1 ページ3
まだお父さんも生きていた頃
俺は転生したことを知った
車もテレビもあったた
ただ、自分に前世があったことは理解したが、前世の自分がどんなことをしていたか具体的に思い出せない
何歳で死んだとか
家族はとてもいい人たちで優しく仲がいい
父は病院に勤務している
母は看護師をしている
一番上の兄は中学ニ年生
次男は小学6年生
兄は二人ともかっこよくて、優しい自慢の兄
俺は双子だった
もう一人と違うところといえば容姿の色だ。
片割れには目元にほくろがあり、目が紫色だ
普通の家庭だった
だけど、1歳になって数ヶ月が過ぎた時
突然黒服の男たちが入ってきた
お母さんは震えて、お父さんは苦虫を噛み潰したような顔をしていた
兄二人は何が起きたのか分からず動かない
双子の片割れはすやすやと眠り続ける
俺も何が起きたのか分からずにいた
お父さんが怒鳴る
黒服たちの中から一人一番歳をとった男が出てきた
お父さんは再び怒鳴る
父「もう出ていってくれ。警察にも伝えてない」
男「随分と探した、お前には才能があった。が、臆病な愚か者だ。もうお前には期待しないが、まさか孫が出来ているとは」
父「利用するのか！、ダッ
父は黒服の男たちに向かって走り、そして銃を奪った
バンッ
男を撃つ
胸には当たらなかったが、腕に当たる
？「…残念」バンッ
一人の男が父を撃つ
いつのまにか母が拳銃を持って男たちに向かって撃ったが
母は打つ前に撃たれた
父と母は動かない
一人の男が兄たちに向かって来る
我にかえった兄たち
双子の片割れは銃の音で起きたのだろう
泣き始めた
俺は今の状況がもう頭で処理しきれない
一番上の兄と次男が逃げようとしたが撃たれた
俺も撃たれるだろう
黙っていれば見つからなかったかもしれないが、片割れが泣いているのだ。存在はバレている
男「双子か、本当は次男を利用しようと思っていたが赤子ならば恨みをかうこともない。恨みはいつか危険分子になるからな。」
男「ラム、こ奴らは孫だ。組織の一員として一から育てる。あと処理は頼んだ。」
ラム「ヘイ分かりやした」
ラムと呼ばれた男に抱っこされた
もう後のことはだいたい皆さん想像できるのではないか
その後は
そう英才教育だ。
何カ国も勉強
銃やナイフの使い方
人の殺し方
その中で組織の幹部となった
双子の片割れは暗殺の才能がそれなりにあった。が、
もう片割れはいない
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作者名：諒 | 作成日時：2023年11月14日 18時
