最強の特級呪術師は四級のふりして生きている。

伍 ページ8

『宮城県仙台市杉沢第三高校に虎杖悠仁という子がいたの。
その子が宿儺の指を拾ったらしいんだけど…
それで今日、悠仁の高校でお札を取ろうとしてるらしいんだよね。
それで私、戦えないから、悟。行ってあげてくれる？』





五「そうなんだ〜！分かった行ってあ・げ・る☆」






『喧嘩、売ってるのかな？売ってるなら買うよ？』





五「あー、ごめんごめん。僕、ちょっと用事があるからさ。
炭奈は先行ってて」





用事？何の用事だろ？まあいいや。





『分かった。ちゃんと来てね』





まだ蒼水妖の効果切れてないし、飛ぼ。





ストンと地面に足をつく。




あ〜、音がヤバいよ、これ。





でも、死者は出てないだけマシかな。





ドゴォ





お、派手に穴、空いたな。学校に。





伏(術式途切れた…！！クソ、頭回んねえ…)





ゴンと悠仁が呪霊をぶん殴る。





伏(なんつー馬鹿力！！)





悠仁…力、マジでエグいね…





虎「大丈夫か？」





伏「逃げろつったろ」





虎「言ってる場合か。今帰ったら夢見悪ぃだろ。それにな」





＿＿人を助けろ＿＿





虎「こっちはこっちで面倒くせぇ呪いがかかってんだわ」






『へぇー…面倒くさい呪いって？』






伏「！！柚燈さん！？」





虎「柚燈！」





『えっとねー、今、五条さんを呼んできたから』





悠仁がまた呪霊を殴る。





でも、悠仁がどれほど頑張っても＿＿





無駄なんだよ。





『どれほど頑張っても無駄だよ、悠仁。
呪いは呪いでしか、祓えない(殺せない)！！』

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