番外.....編? ページ21
あー.....すみません。←
(妹)目線です。
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姉が死んだ。
苦しくって
胸が張り裂けそうで。
涙が出そうで。
でも、泣いたら負けの様な気がした。
別に、泣いたって良いのに。
「でも.....」
泣くのは、後に.....しよう。
目をぎゅうっと瞑って、何とか堪えた。
「.....本当に、死んじゃったの....、?」
生きてる様な気がした。
本当は、生きてるんじゃないか、と。
今さっき、本当にさっきの事だった。
もし.....もし、少しだけ。
少しだけ、時間が戻ったのならば。
A、と.....話せたのかな。
「これじゃあ.....私、一人ぼっちじゃん。」
.....それより、無惨、死んだかな。
私、さっきからここから動いてないや。
お姉ちゃんが死んだ、ここから。
「はーあぁぁ.....」
でも、良いよね。 どーせ、私足でまといだ。
ただの甲で、お姉ちゃんみたいに柱でも無い。
少しだけ、役に立てる…と思ったけれど。
私達ははっきり言って、鬼に恨みなど無い。
私は、私達は。.....虐待されていた。
本当に、死にそうに.....殺されそうになった時。
鬼が襲ってきて.....
助かった、と思ったけれど、普通に考えて、私達も鬼を襲うから。
あの時、岩柱様に助けて貰った。
だから、あそこに行っても、また助けて貰って。
ただの迷惑になる。
それと、私達があの無惨.....鬼を恨んでも無い、そんなやつと戦って…。
私だったら、嫌、だしなぁ。
それに、さっき、お姉ちゃん闘ったとき…
「私も、もうすぐ死ぬ。」
はー.....笑えないよ…。ほんとーに!
『どく、どく、どく。』
胸もとから血が流れるのを感じた。
あ、ほんとに(妹)ちゃん、
可哀想なじんせいだね!
わたしが助けてあげようか?
「はぁ.....!う.....っ....、っ.....た.....。」
もー。聞こえなかったぁ?
助けてあげようか?
「.....もう、私には貴方は必要無いから。」
.....そ。 そういえば(妹)ちゃん。わたし、何度も
助けてあげたのに1度も(妹).....貴方、私の事助け
なかったね。
『ぱたり』
アノコ
その言葉を最後に、私は死んだ。
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作者名:みみ美 | 作成日時:2020年8月1日 10時