霊感、半端無いです。【ヒロアカ×鬼滅の刃】 (ページ13)

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第十二話　一つのメモ(前編) ページ13

第十二話一つのメモ

メモ…か。
私はそう思いメモに目をやると、
「明日までには戻るね」と書かれていた。

「……」

家出？
そう…その時思ってしまった。

「まあ…明日までに戻るんなら。」

家出じゃないよね。と、一人でくすっと笑ってしまった。
…明日に備えて、寝る準備をしよう。

＿＿＿＿その時。
廊下を向いた時、幽霊と目があった。
そしたら、鳥肌が…止まらなくて。

「は…は、は…」

怖かった。震えが止まらなくて。

そして、何故か外へ駆け出してしまって＿＿＿

…でも、外へ出ていっても、震えは止まらなくて。

「…っ…」

__無意味な事をしていると分かっていた。
明日に備えて早く寝ないといけない事も。

「なのに…なのに、どうして足が止まらないの…？」

「あはははは…っ…」

「あっはははは…っ！！」

そう…泣きながら叫んだ。

声がする方向に向かいながら。