You with me 【9】 −Ryosuke.Y−

435．Kota.Y ページ39

宏太 side






・






ー あの日から約１ヶ月半 ー





・





慧「な〜、…なんかこの感じ

　 懐かしくない？」






宏太「確かにな。20周年パーティー

　 以来だよな。こうして日曜日に

　 生徒会で集まるのって。」







雄也「まぁ、講習とかで

　 学校には来てたけどな。」







光「でも、プライベートで集まるのって

　 なんか…すっごく新鮮。」






全員「だな。」







・







そう俺たちは今日で任期が終わる。

そして、Aに呼び出されたんだ。





・







“明日、２時に○○駅集合で

　お願いします！”





・






という文で。



・





時計を見ると、待ち合わせの10分前。





・




宏太「俺ら、来るの早すぎたな笑」





慧「高木なんて絶対に30分前

　 ぐらいから待ってただろ〜！笑」






雄也「いや、俺は40分前だわ！笑」






慧「冗談で言ったのに、それを

　 超えられると困るわ！笑」






雄也「これ、皆には言うなよ？」





光「いや、どんだけ楽しみに

　 してるんだよ笑」






宏太「そういう光もだろ笑」






光「まぁ、…確かに笑」





・






なんだかんだ言って皆

思ってることは同じ。






合同キャンプの帰りにAが

バスで言ってくれた一言。




・






“任期最後の日にもう1度

　皆さんで集まりませんか？”





・






それがどんなに嬉しかったか。




きっと光も、伊野尾も雄也も

…感じてると思う。






だから、受験勉強の息抜きに！

…って集合した笑





・





あ「皆さん！お待たせしました！

　 遅れてすみません！」






慧「あ…♪A〜❤

　 久しぶり〜！」






あ「慧…相変わらずだね笑」






光「大丈夫。時間ぴったり。」






雄也「遅れたりしてねーから。」






あ「でも皆さん…凄く耳赤いですよ？

　 特に…雄也先輩。」






雄也「いや…、…こ、これは…//」





光「高木は、40分前から

　 待ってたからな〜笑」






あ「え…！？」






雄也「あ〜、おい！…言うなって

　 言っただろ！笑」






宏太「まぁ、皆それだけ楽しみに

　 してたってことだから。」






あ「…ありがとうございます笑

　 んじゃ、そろそろ行きましょうか。」







慧「行くってどこに行くの？」







あ「それはー、…今は内緒で♪」






慧「うわ〜、Aのケチ〜❤」






宏太「伊野尾…その語尾、なんとかしろ笑」






・

436．Huma.K→←434．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す