You with me 【8】 −Ryosuke.Y−

375．Ryosuke.Y ページ27

涼介 side








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涼介「ハァッ…、ハァッ…。」








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久しぶりに、こんなに

走ったんじゃないかってぐらい

俺は息を切らせながら

学校に到着した。








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“ピロンッ…”







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俺の携帯がまたも振動し

俺はスマホの画面を見た。









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そこには１つの通知が

表示されていて…。









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もう着きましたか？

教室でAが待ってるって

言ってましたよ♪



リリー❤

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…なんていうメールが届いていた。









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リリーからの

メールなんてどうでもよくて…。









俺はただ“A”の文字だけを

見つめていた。








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そして、俺はスマホの画面を消して

Aの元へと足を急がせた。









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そして、やっと教室が見えたところで

少し歩く速度を遅めて







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涼介「ふぅ〜…。」









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ドアの前で深呼吸をしてから…。








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“ガラッ！”








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教室へと足を踏み入れた。









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……が…。









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そこにいたのは、Aではなく…。








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リリー「あ、涼介さん❤

　 …わざわざスイマセン♪」








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アイツだった。









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涼介「…何でお前がいるんだよ。

　 …Aは？一緒じゃないのか？」









リリー「あれ…？Aと

　 すれ違いませんでした？

　 涼介さんが来てくれないからって

　 …帰っちゃいましたよ？」








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…こいつ、絶対嘘ついてやがるな。









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涼介「…悪いけど、俺はお前の都合に

　 合わせるほど暇じゃねーんだよ。

　 適当なことばっか言いやがって。」









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リリー「あら、涼介さん。いつから

　 リリーにそんな口を

　 利くようになったのですか？」









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