You with me 【７】 −Ryosuke.Y−

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あ「えっ…、あ…大丈夫です。」








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名前も知らない男子が

急に話しかけてきた。








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2年生になって、クラス替えをして

まだ全員の顔と名前は把握していない。









それに、いつもは大貴たちとか

愛佳たちとしか、一緒にいないので

関わりがなさ過ぎて余計に分からない。









ただでさえ、名前覚えるの

苦手なのに…。









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男子１「なんか辛そうだね…。

　 保健室まで連れて行こうか？」









あ「いや、そんな大したこと

　 じゃないので…。」









男子２「…ってか、なんで敬語〜？

　 クラスメイトなんだし

　 タメで良いじゃん！」









あ「あっ…う、うん。」









男子３「にしても、ホント佐藤さん

　 可愛いよね。いつも有岡たちと

　 一緒にいるから、なかなか

　 話せなかったけど、話せて嬉しいよ？」









あ「…っ…あ、ど、どうも…。」









男子４「ねぇ〜、Aって呼んでもいい？」









男子５「佐藤さん、ちょっとさ

　 聞きたいことがあるんだけど…。」









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ちょ、ちょっと…。








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次から次へと、私の席の周りに

名前も知らない男子たちが

集まってくる。









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男子１「おいっ！今、辛そうなんだから

　 静かにしてやれよ！」









男子３「いや、なかなか

　 話せるもんじゃないからさ？」









男子２「いや、それなぁ。なんか

　 いっつもアイツらに囲まれてるから

　 なかなか話せねーしな〜！」









男子５「佐藤さん、頭良いから色々

　 教えてもらいたい問題とか

　 たくさんあるんだよね。」









男子４「ホント、お前は

　 真面目過ぎるんだよっ！笑」









男子５「えー、そう？笑」








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あ「…ッ…。」








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頭上で飛び交う大きな声と

囲まれているため、狭くなる視界。









裕翔たちは帰ってこないし…。









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「いや、もうだから静かに！」


「そういうお前だって話してんだろ！」


「俺もそれ、ずっと言おうと思ってた。」


「佐藤さん目の前にしたからって

　急にいい子ぶるなよ笑」







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誰か…、助けて…。









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？「おい。」







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