You with me 【７】 −Ryosuke.Y−

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涼介「…何、ボーっとしてんだよ。」







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りょ、涼介…。








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いや、ま、まさか…私に

話しかけてるわけじゃないよね？









私は、きっと涼介は他の人に

話しかけているんだと思い、

何も答えなかった。









なのに…。







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涼介「おい。無視すんなよ。…A。」







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久々に…本当に久しぶりに

涼介から自分の名前を言われた…。









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それが聞けて嬉しいはずなのに…。









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嬉しいはずなのに…。






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あ「別に無視…してないから。」






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素直に返せない…。








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涼介「は？思いっきり無視したよな？

　 …ったく、人がせっかく

　 話しかけてやったのに…。

　 ……、あっ…。」









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あ「…何、その言い方。

　 別に話しかけてなんて

　 誰も頼んでないし！」









涼介「…なっ！…お、お前が１人で

　 可哀想に見えたから

　 声掛けてやったんだろーがよっ！」









あ「何、その上から目線っ！

　 …涼介には関係ないじゃん！」







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“ガラッ！”









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私はこの時、言い争いに夢中に

なりすぎて、気付かなかった。









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涼介「あ〜っ！そうかよ！

　 悪かったなっ！勝手に声掛けて！」









あ「ホントだよ！良いから、涼介は早く

　 リリーのところにでも戻って

　 教えてあげれば…？」









涼介「お前、馬鹿なのか？あと少しで

　 授業が始まるから自分の席に

　 戻ってきたんですーだ。」









あ「あ〜、そうでした。そう言えば

　 アンタの席私の隣だったもんねっ！

　 ホント隣がいなくて

　 清々してたのに、残念だわー！」









涼介「あぁ〜そうかよ！それはどうも

　 スイマセンでしたねっ！

　 言っとくけど、俺だってお前の

　 隣なんていい迷惑だっての！」








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？「んじゃ、俺がAの隣

　 …行ってもいい？」









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涼介「…えっ…？」


あ「…！」









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そこにいたのは…。








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大貴「その方がお互い良さそーだし？」








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あ「大貴…。」

涼介「…。」









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