You with me −Ryosuke.Y−

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11年前。









りーくんと交わしたキス以来

私はしていない。









しかもあんな長いやつ。









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……って、私は何言ってるんだ！









もう忘れよ！

どーせ、からかっただけだろうし。









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山田くん…結構ドSっぽいし。









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あ「私の反応見て楽しんでただけだ！」









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そう自分に言い聞かせた。









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その時…、ふと思った。









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あ「…お隣さんって誰なんだろ…。」









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引っ越しはもう終わったみたいだから

もうそろそろ会えるかな。









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私の隣は丁度何もない土地で

そこに2か月前に新築を立てて

凄く立派な家が出来たのだ。









んで、昨日、運送業者の方々の姿も…

大貴と一緒に帰って送ってくれた時には

もう、いなかったし。









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そして、その時は突然訪れた。









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“ピンポーン…、ピーンポーン…”









家のインターホンが鳴った。









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あっ…この前買った通販の荷物かな…。









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あ「…はーい！今、開けますねーっ！」









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そう言って私はモニターを確認することも

せずに、ドアを開けた。









ちゃんと印鑑を持って。









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でも…








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あ「えっ…？」








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目の前にいたのは、宅配業者の方ではなく…









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涼介「…はっ!?」









…山田くんだった。









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