第38話 後悔と希望 ページ44
コウside
視線を動かすと
イサムもシーランスさんも同じように倒れ込んでいる
HPゲージを確認すると黄色いマークが追加されている
麻痺毒だ
自分の足に針が刺さっているのがわかる
さっきの2人は俺達がスタンさせたから
この針を撃てるわけがない
つまり他にも仲間が隠れていたということだ
「全く…油断するなとあれほど言っただろ」
「す、すみません」
程なくして仲間と思われる人物が姿を現した
マントらしき物を着ているので
具体的な装備はわからない
だが明らかにさっきの2人とは違う
「にしても、かなりの大物が釣れたみたいだな」
じわりじわりと俺の方へ近付いてくる
その手には斧が握られている
「攻略組のひとりにして、あの《彗星のスカイ》の付き人。名前は確かコウとかいったかな」
どいつもこいつも付き人呼ばわりしやがって
けど今の状況からして反論は出来ない
あいつだったらこうなることなく
脱出できたはずなのだから
マント男が俺の身体を蹴りあげる
なす術のない俺は当然そのまま蹴られる
その弾みで俺の体制は仰向けに変わった
マント男が斧を振り回しているのが見える
不味い
どうして俺は肝心なところでミスをするのだ
この事態も想定できたはずだろ
だから俺はいつまで経っても
スカイの隣には並べないのだ
「さて、まずはお前からだ！」
斧が真っ直ぐに振り下ろされる
＿＿＿ごめん、A＿＿＿＿＿＿＿
心の中でそう呟いたとき
謎の突風が吹き
マント男の斧がポリゴンの欠片へと変化した
立ち込める砂煙の中に立っていたのは
黒と碧の剣士だった
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綾女(プロフ) - すごくいい作品ですね。テュエルの続きが知りたいです。これからが楽しみにしてます。頑張ってください。 (2015年11月5日 17時) (
レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン - 面白いデス！続き楽しみにしてます！！ (2015年2月24日 19時) (レス) id: 60875863a5 (このIDを非表示/違反報告)
☆AKI☆(プロフ) - Kiritoさん» はい頑張ります！ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね！ (2015年1月23日 14時) (レス) id: ef88a7389b (このIDを非表示/違反報告)
Kirito - 面白いですよ頑張ってくださいねー (2015年1月9日 16時) (レス) id: 829f4ce93c (このIDを非表示/違反報告)
☆AKI☆(プロフ) - 優姫さん» ありがとうございます。そう言ってくれてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2014年10月13日 12時) (レス) id: 27ebbd83f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆AKI☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/akihome/)
作成日時：2014年9月25日 22時
