ATK 6 ページ6
「橘!今日の放課後から早速文化祭実行委員の仕事を始める予定だが大丈夫か?」
「大丈夫です!がんばります!!」
「うむ!やる気があって素晴らしいぞ!!」
文化祭実行委員を決めた翌日、煉獄先生に呼び止められ早速活動が始まる事を聞いた。
「結局各クラス1人ずつなんですか?」
「いや他は2人だ!うちのクラスは俺がいるからな!宇髄のクラスからも1人だけのはずだぞ?」
「まじか……」
めちゃくちゃプレッシャーじゃない?
ただでさえ、また橘さんなの?っていう目でクラスの女子から見られているというのに。
────放課後
伝えられていた教室に入ると既に半分以上集まっているようだった。
千寿郎君の頭髪は目立つため、1発でいないことがわかってしまう。
教室の扉が開く度にそちらに視線をやっては悲しくなって、やっぱり宇髄先生に騙されたのかななんて諦めかけていた時、天使が現れたのだ。
「こ、こんにちは!隣いいですか?」
「……かわいい」
「え、あの、」
「ごめ、ごめんね!どどどどどうぞぉ?!」
やっば。ありがとうございますって笑ったんよ。
こっち向いてにっこりと笑ったんよ……
無理。
めでたく挙動不審になった私を見てまた千寿郎君が笑ったから、もう無理じゃん……しか言えなかった。
「おーし、全員揃ってんな!始めるぞてめぇらー!」
いや、なんのノリだよって感じの挨拶で思い切り滑った宇髄先生と、煉獄先生が今回の文化祭についての説明をしている。
真面目にノートにメモを取りながら、話を聞いている千寿郎君をチラ見(ガン見)していると、こちらに気づいて照れたように笑う。
「無理じゃん……かわいいよ……無理」
無事尊死して机に突っ伏した私は、この後煉獄先生に書記係に任命されてしまい、黒板の方へと移動させられてしまった。
各クラスの人の発言を黒板に書き出していく。
「今年は中高一貫校ならではのド派手な文化祭にしようと思う!」
「タイトルそれですか?」
「おうよ、略してド派手祭!いい響きだろ?」
宇髄先生がドヤ顔決めているところ悪いが、千寿郎君が手を挙げているので無視をした。
「クラスごとの演し物ではなくて、たとえば高等部の1年○組と中等部の1年○組、そのような組み合わせでやってみるのも楽しそうだなと思いました。」
「よし、採用」
宇髄先生は即決で千寿郎君の意見を採用していた。
他のみんなも面白そうだと好意的で、千寿郎君も嬉しそうだった。かわいい。
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炎香(プロフ) - はむえっぐさん» 私のが初めてだなんて恐れ多いです💦ぜひ読んで欲しい作品が沢山ありますので鬼滅沼へようこそって感じですね!笑 心臓大丈夫ですか?😂すごく嬉しいです!読んでくださってありがとうございました(。_。*) (2021年9月29日 14時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
はむえっぐ - はじめまして!!完結おめでとうございます!!!鬼滅の夢小説読むの主様が初めてだったのですがハマりました!!笑笑最後の解説で意味がわかったときはもう、、、心臓潰れました^^本当にありがとうございました!!! (2021年9月28日 23時) (レス) @page23 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - まゆさん» わぁすごい嬉しいです……!めちゃくちゃ頑張れる気がしてきました!!ありがとうございます! (2021年9月20日 11時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 10時) (レス) id: 3becc2e6ce (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - myaさん» ありがとうございますm(*_ _)m思いつきのネタで投稿したら大変なことになっていたので驚きましたが、頑張りますのでよろしくお願いします(o_ _)o(o_ _)o (2021年9月2日 7時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炎香 | 作成日時:2021年9月1日 13時