ATK 17 ページ17
｢Aが先生とかなんの冗談なわけ｣
｢時透君酷くないそれ｣
｢うわ、時透君とか気持ち悪いんだけど｣
｢さすがにあの頃みたいには呼べないよ？先生だし｣
｢ふーん、まぁどうでもいいけど。｣
それだけ言ってスタスタとどこかへ言ってしまった無一郎君。あの頃よりも背がだいぶ伸びて、こりゃモテるな、と思ったよものすごく。
煉獄先生のクラスには他にも禰豆子ちゃんもいて、懐かしい気持ちになった。
文化祭で一緒にやった事を覚えてくれていた子もいて、たくさんの生徒たちが話しかけてきてくれて嬉しかった。
｢A先生、お昼はどこで食べるんですかー？｣
｢橘先生と呼びなさい！！｣
｢えー、本人に許可とってるし。ね、Aせんせ！｣
まぁしかし、調子の良い男子生徒というものはどこにでもいるものだ。煉獄先生が注意をしても全く気にしない様子でひらひらと私に手を振っているし。
うちらの時にもいたなぁ……教育実習の女の先生ナンパみたいなのしてた奴。
｢Aせんせ、連絡先教えてよ！俺とデートしましょ！！｣
｢ごめんねー、そういうのダメって言われてるんだ｣
｢えー？黙ってれば平気っしょ？｣
そうそうこんなふうに、って今まさに私がそうなっているわけだけども。
しつこい男はモテないぞ。
｢あの……賽目君、橘先生困ってるから｣
｢あ？んだよ千寿郎、カンケーねーだろ。あっち行け！｣
賽目君、というのはナンパ男子で、それを止めてくれたのがまさかのマイエンジェル千寿郎君だった。
どちらかと言うとクラス内で目立たない立ち位置の千寿郎君と、所謂陽キャ組と言われるグループに属する賽目君。
この後も引き下がらなかった千寿郎君に、めんどくせぇ、と言って賽目君は去っていった。
｢千寿郎君、ありがとう。｣
｢い、いえ。もう少し早く声をかけるべきでした……｣
自信なさげに眉を下げる仕草はあの頃のまま。
それでも私を見下ろすほどに成長した千寿郎君にどうしようもなくときめいてしまった。
｢千寿郎君……なんか随分とかっこよくなったね｣
｢えっ？！ぼ……俺なんか全然です！！Aさんこそお綺麗になられました！｣
えへへ、と笑いながらそんな事を言う千寿郎君に、私は久しぶりの尊死を遂げ、教卓に思い切り頭をぶつけたのだった。
ぎゅん！！！て心臓がなんかやばかった(語彙力)
.
このまま平和に私の教育実習は終わりを迎えると思っていた─────
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炎香(プロフ) - はむえっぐさん» 私のが初めてだなんて恐れ多いです💦ぜひ読んで欲しい作品が沢山ありますので鬼滅沼へようこそって感じですね！笑 心臓大丈夫ですか？😂すごく嬉しいです！読んでくださってありがとうございました(｡_｡*) (2021年9月29日 14時) (
レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
はむえっぐ - はじめまして！！完結おめでとうございます！！！鬼滅の夢小説読むの主様が初めてだったのですがハマりました！！笑笑最後の解説で意味がわかったときはもう、、、心臓潰れました＾＾本当にありがとうございました！！！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page23 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - まゆさん» わぁすごい嬉しいです……！めちゃくちゃ頑張れる気がしてきました！！ありがとうございます！ (2021年9月20日 11時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます！ (2021年9月20日 10時) (レス) id: 3becc2e6ce (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - ｍｙaさん» ありがとうございますm(*_ _)m思いつきのネタで投稿したら大変なことになっていたので驚きましたが、頑張りますのでよろしくお願いします(o_ _)o(o_ _)o (2021年9月2日 7時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炎香 | 作成日時：2021年9月1日 13時
