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ATK 13 ページ13

放課後、私は社会科準備室へと足を運んだ

ノックして中に入ると私に気付いた煉獄先生が笑顔で手を振ってくれた。

「煉獄先生、こんにちは!」

「あぁ!こんにちは!呼び出してすまない!」

「いえ、どうかしましたか?」

「君はまた社会科の担当になるのだろう?それで頼みたい事があってな!」

「それがですね、ごめんなさい……私数学担当になりました」

「む?そうなのか?残念だ。」

煉獄先生は眉を下げながら言った。

「まさか……先生寂しいんですか?」

私がふざけてそう言うと、煉獄先生も同じようにそうかもなって笑った。

「私は寂しいですよ?善逸だって煉獄先生が良かったなって泣きわめいてましたし。」

「我妻少年と宇髄は昔から仲が良かったから問題ないだろう!」

わはは!と大きな声を出して笑う煉獄先生に、私は千寿郎君の事を尋ねた。元気にしていると聞いてホットした。

「先生、私ね、千寿郎君の事を本気で守ってあげたいなって思ったんですよ」

「……何故だ?」

「あの子は煉獄先生じゃないのに、周りが勝手に期待して。僻みとか妬みとか色んな感情だって沢山ぶつけられて来たと思うんです。」

煉獄先生は突然真面目に話し出した私の話を黙って聞いてくれていた。

「大丈夫だって笑うんですよ、千寿郎君。慣れてますからって。おかしいですよね、そんなの」

「橘A、君は……変わらないな」

「え?」

「いや、何でもない。だが、千寿郎を守るのは俺の役目だ!君にはやらん!」

「酷い!いい話してたのに!」

「君の気持ちは嬉しいが、それとこれとは別だろう!この話はこれで終いだな!」

私がわざといじけたように頬を膨らませると、煉獄先生は笑いながら『少し待っていなさい』と言ってどこかへ行ってしまった。

残された私は1人、社会科準備室でスマホをいじって待っていた。

「ただいま!」

「あ、おかえりなさい先生」

「今日は俺の奢りだ!内緒だぞ?」

悪戯っぽく笑った煉獄先生が私に手渡したのは、自販機で買ってきたココアだった。

「え、いいんですか?」

「いいとも!またココアが飲みたくなったらここに来るといい!」

「あはは!なんですかそれ」

私の正面の椅子に腰掛けた煉獄先生が、コツンと缶をぶつけて来て、乾杯だな!なんてはしゃいでいた。

2人でココアを飲み終えるともう一度、呼び出してすまなかったな、と煉獄先生が謝った。

だから私は

「ココアを飲めるならいつでも大歓迎ですよ」

にしし、と笑った。

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炎香(プロフ) - はむえっぐさん» 私のが初めてだなんて恐れ多いです💦ぜひ読んで欲しい作品が沢山ありますので鬼滅沼へようこそって感じですね!笑 心臓大丈夫ですか?😂すごく嬉しいです!読んでくださってありがとうございました(。_。*) (2021年9月29日 14時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
はむえっぐ - はじめまして!!完結おめでとうございます!!!鬼滅の夢小説読むの主様が初めてだったのですがハマりました!!笑笑最後の解説で意味がわかったときはもう、、、心臓潰れました^^本当にありがとうございました!!! (2021年9月28日 23時) (レス) @page23 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - まゆさん» わぁすごい嬉しいです……!めちゃくちゃ頑張れる気がしてきました!!ありがとうございます! (2021年9月20日 11時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 10時) (レス) id: 3becc2e6ce (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - myaさん» ありがとうございますm(*_ _)m思いつきのネタで投稿したら大変なことになっていたので驚きましたが、頑張りますのでよろしくお願いします(o_ _)o(o_ _)o (2021年9月2日 7時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炎香 | 作成日時:2021年9月1日 13時

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