始まった共同生活 ページ6
まぁ結局ほとんど眠れなかったわけだけど。
｢爆豪くん、仕事行ってくる｣
｢帰りは何時だ｣
｢頑張るけど23時は過ぎるかな｣
｢ん、行ってこいや｣
｢…やばいめちゃくちゃ頑張れる｣
｢まじでキメェ｣
最初は本気でキメェって言ってる感じだったのが、ちょっと鼻で笑いながら言ってる感じに変わってきてんだよね。たまらん
今では不審者扱いして申し訳ありませんでしたって感じだけど、誰でもそうなるから絶対。
帰りにコンビニで辛いもの買って行ってあげなくちゃとか、色々考えてるうちにあっという間に会社に着いた。
｢有給使いたいんですけど｣
｢あら珍しい｣
｢急遽知人が家に住むことになったんで、布団とか買いに行きたくて｣
｢じゃあ早い方がいいでしょ。ちょっとまってて｣
部長は優しい女性だ
ハードな任務だけど頑張れるのはこの人がいるからだと思っている
｢なんなら今日これだけやったら帰っていいよ｣
｢え、大丈夫ならありがたいです｣
｢プロジェクトの方の進捗状況もいい具合だし、いい加減皆に休み取らせないとって思ってたのよ｣
｢メンバー今月ほぼ無休でしたからね……｣
｢橘さん有給結構残ってるの。それでさっき皆に確認したら休んでいいって｣
｢ありがとうございます｣
｢夏休みよ！1週間！！！！今日が木曜日だから…再来週の月曜日から来なさい！｣
とまぁこんな感じで1日だけ取るつもりだった休みが1週間…どころか再来週の月曜日からって何連休よ？
ずっと休みなく働いてきたのでとてもありがたいが、あまり長すぎる休みだと何をしたらいいかわからないのが本音だ。
まぁ今回の連休は1人じゃなさそうなんだけども
ニヤけそうな顔を引き締めるため、難しい事ばかり書かれた書類に目を向ける。
それをパソコンにまとめて入力し、部長にOKを貰ったらとっとと帰れーと皆に急かされた。
お昼をちょっと過ぎたくらいの時間に会社の外を歩いている事が不思議でたまらない
スーパーだってデパートだって開いている時間だ。
少々浮かれながら立ち寄ったスーパーで辛いものを適当に選び、飲み物や簡単な食材等必要な物を購入した。
あとは爆豪くんの着替えか。
サイズが分からないしそれは帰ってからでいいか、うんそうしよう。
家への足取りが軽く感じるのは普段と違う明るい時間に帰れるからなのか、それとも爆豪くんが待ってくれているという現実からなのか、それはまだわからない。
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yamadaringo28(プロフ) - pixivを見てこっちに来たんですが、その後はどうなったんでしょうか？この話がとても好きなので続いて欲しい2人に幸せになって欲しい気持ちがいっぱいで… (5月7日 0時) (
レス) @page19 id: dc8bc9eeec (このIDを非表示/違反報告)
林 真 - はい！更新頑張って下さい！楽しみに待たせてもらいます！！ (2022年8月30日 9時) (レス) @page20 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炎香 | 作成日時：2021年8月31日 21時
