不審者の正体 ページ2
人の家に勝手に侵入している不審者に、私の大好きな爆豪勝己をキメェと言われた。
しかもくそキメェだ？！
不審者のお前の方がよっぽどくそキメェぞ！！と言ってやろうと思って、少し緩んだ拘束から抜け出そうと藻掻くが無駄だった。
何なのこいつ強すぎ無理。大声出してもこの時間だと近所の人は寝ているから可能性は低いだろう。
｢目的はなんなんですか？お金ならありませんよ｣
｢はぁ？何言っとんだテメェ｣
｢さっきから爆豪勝己みたいな話し方してますけどやめてもらえます？離れろや変態！！！｣
すると不審者は私を蹴飛ばすように拘束を解いた。
｢誰が変態だってぇ？！おいコラァァァ……｣
｢あっ、死んだわ｣
｢勝手に死んでんじゃねぇわ。てかここどこだ説明しろや｣
｢だから何度も言ってるけど私の部屋だって。それより爆豪勝己のレイヤーさんかなんだか知りませんけど、どうやって入ったんです？泥棒？？｣
爆豪勝己のコスプレをして泥棒を働くなんざ許せない行為だが、非常によくできている。
まじで3次元に現れたらこんな感じって想像していた通りの完成度なのだ。
｢はぁ？！テメェ俺のファンなんだろ！！｣
｢いや、あなたなんか知りませんよ。私が好きなのは爆豪勝己だから｣
｢だから俺が爆豪勝己だって言っとんだ！！！ふざけんなブス！！！！｣
｢はぁ…本当にそういうのいいんで。とりあえず用がないなら帰ってください、警察には言いませんから。はい、さよなら｣
玄関に誘導し、ギャーギャーうるさい不審者を追い出してほっとしたのか今更襲ってくる恐怖心
ちなみにここの住所ちゃんと教えたら、なんでそんな所にとか何とか呟いてたけど知らない。
会社から帰ったままだったのでスーツを脱いで下着姿のまま寝室へ向かう
クローゼットから着替えを取り出してさっさとシャワーを浴びて寝たいのだよ。
｢いやなんなのまじで｣
｢こっちのセリフだわ！！！なんでまたここに戻っとんだ？！テメェの個性か？！｣
寝室の扉を開けたら追い出したはずの不審者が居た。
個性って。
ヒロアカの世界じゃあるまいし、大丈夫かこの人
｢警察呼びますよ本当にいい加減にして｣
｢先ず服着ろや！！痴女かテメェは！｣
｢はぁぁ？！私の家の私の寝室でどんな格好してたっていいでしょ？！まじで通報するから｣
｢はよしろや。困るのはテメェだぞ｣
｢訳わかんない。てか見てんじゃねーよ変態｣
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yamadaringo28(プロフ) - pixivを見てこっちに来たんですが、その後はどうなったんでしょうか？この話がとても好きなので続いて欲しい2人に幸せになって欲しい気持ちがいっぱいで… (5月7日 0時) (
レス) @page19 id: dc8bc9eeec (このIDを非表示/違反報告)
林 真 - はい！更新頑張って下さい！楽しみに待たせてもらいます！！ (2022年8月30日 9時) (レス) @page20 id: ddf55ed9f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炎香 | 作成日時：2021年8月31日 21時
