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「煉獄先生、こんにちは！！」
駅前のコンビニの店頭で、こちらに気がついてそう声をかけてきた男の子は竈門炭治郎君。
千寿郎君とも交流があるらしい彼は、私の盗撮ファイルに何度も紛れ込んでいたから、知っている。
「千寿郎君も一緒なんですよ！」
「そうなのか！」
「はい！」
竈門君が伝えた言葉に杏寿郎は、私に少し待っていてくれと言ってから竈門君の方へと駆け寄っていく。
私は頷いて、近くにあったベンチに腰掛けて待つことにした。
杏寿郎と竈門君はコンビニの入口の横、少しズレた所で楽しそうに話をしている。
しばらくその様子を、微笑ましく眺めていた。
「ありがとうございましたー」
コンビニの店員の声が、聞こえたので扉の方へ視線をうつす。
人の出入りがあって扉があけば、声が聞こえる程度の距離にいるので、誰かの出入りがあったのだろう。
「あっ」
その人物が誰だかすぐにわかった。
……と同時に、私の右手にはスマホが握られていて、無意識に起動されたカメラのレンズはその人物へと向けられていた。
コンビニの袋をぶら下げながら、辺りをキョロキョロ。
竈門君を探しているのだろう、かわいい。
そして、竈門君の姿と、杏寿郎の姿を見つけた彼は、輝くような笑顔を浮かべた。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ……
その瞬間、よく聞きなれた機械音が鳴り響いた。
＊
「煉獄先生、さようなら！」
「あぁ、気をつけて帰るんだぞ」
どうやら竈門君と千寿郎君は帰るようだ。
杏寿郎が笑顔で2人を見送って、私の方へと戻って来るのがわかる。
「A！」
「うわっ、びっくりした」
そして私の所へ戻ってきたと思ったら、何故か突然大きな声で名前を呼ばれた。
「どうしたの杏寿郎」
「それは俺が君に聞きたい！」
「いや、何の話？」
「とぼけるんじゃないぞ？先程千寿郎の事を盗撮していただろう？」
「ん？」
杏寿郎は隠しても無駄だとか、残念だとか色々言っているが、身に覚えがない。
「しらばっくれても無駄だ。スマホを貸しなさい。」
杏寿郎の声が普段より低いのは怒っているのだろう。
言われるがままスマホを渡すと、慣れた手つきで私のスマホの操作をする杏寿郎。
「はぁ……」
「え？何そのため息こわい」
「これを見ても、やっていないと言うのか？」
そう言って杏寿郎が見せた画面には、輝くような笑顔を浮かべた千寿郎君の姿があった。
続く (更新停止中)
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柚葉(プロフ) - めちゃくちゃおもしろい🤣🤣謎の🍠スタンプ最高ーっス‼️更新楽しみぃ🍠 (2021年12月19日 6時) (
レス) @page4 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - 衣世さん» はじめましてこんばんは！コメントありがとうございます！私も杏寿郎の腰タオル写メ欲しいです笑 なんか現代にもし居たら独特なセンスを持っていそうな勝手なイメージがあって、すいません😂🍠💦最後までお楽しみ頂けると幸いです！ (2021年12月6日 20時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
衣世(プロフ) - はじめまして！叫ぶさつまいものスタンプ🤣笑いました😂🍠最高ですー！杏寿郎の肉体美写メ欲しいです🔥待ち受けにしますっ😭これからも更新楽しみしてます❗ (2021年12月6日 12時) (レス) id: 1ea4fe96cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炎香 | 作成日時：2021年12月5日 18時
