BERNIE ページ5
部屋に戻ると
「○○ーあれ?ナイフは?」
○○の手元を見ると血まみれだった
「○○!何やってんだよ!」
俺はすぐにナースコールを押した
何とか○○は軽い傷ですんだ
「○○なにやってんだよ」
『も…つ…い…』
「えっ?」
○○は上手く喋れず紙に言葉を書く
(もう辛い)
「○○俺も一緒だから大丈夫」
(私は喋ることもできない歩くこともできない
亜嵐とはちがう)
「○○」
(だから、もう生きてる意味なんてない)
「○○!そんな事言うなよ!
もし、俺が変わってやれるなら変わってやりたいよ」
俺は泣きながら○○に伝えた
そして、○○も泣きながら紙に文字を残す
(亜嵐ごめんね)
「いいよ○○疲れたろ?もう今日は寝ていいよ」
「おやすみ」
俺は病室をでて家に帰る
明日は朝1で行こうときめた
コンコン
「○○ー」
病室に○○の姿が見当たらない
そして、車椅子もない
俺は嫌な予感がした
「○○!」
どこにいるんだよ!
あっまさか…
俺は屋上へと走った
「○○!」
そこにはフェンスの外にいる○○
「○○!なにやってんだよ!こっち来いよ!」
『あ…らん』
「えっ」
『い…ま…で…あ…り…と…う』
「何言ってんだよ!これからもだろ!」
『ば…い…い』
俺は○○が落ちていく姿しか見れなかった
「○○!!」
俺は○○の元へと走る
○○がいたのは○○の病室から見える
綺麗な花の咲いた花壇だった
そして、その花壇にはたくさんのバラが咲いていた
綺麗な赤の薔薇に○○の血が流れていく
俺はその日からおかしくなってしまった
そんな俺を救ってくれたのは音楽とice
そして、○○の最後の言葉
「おっと、もう行かないとパールに
怒られちゃうな」
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作者名:SALT | 作成日時:2018年3月18日 5時