With myself...

交通費 ページ18

.




九島校内。

丸母が昼ごはんを食べながら歩いていると...





？「丸母」


丸「卜部」


卜「お前の昔の連れ、地元じゃひどいらしいな」


丸「？」


卜「エクレア。調子乗って暴れ回ってるらしいじゃねーか」


丸「まさか、三田(サンタ)が頭はってるのにそんなわけない」


卜「...あ？三田(サンタ)？何言ってんだ？
知らねえのか？頭、嘉上って奴に代わったんだぞ」


丸「(嘉上...)」


卜「この前、連れ来たんだろ？何も聞いてねえのかよ」


丸「(三田(サンタ)...)...卜部、金を貸してくれ」


卜「...あ？まだ何か食う気か？」


丸「交通費だ」


卜「...あ？」





少し不満そうにしながらも交通費を渡した卜部。

丸母は「ありがとな」と一言だけ言うと何処かへ足早に去っていった。



...すると





？「ぅ、うえっ待って...」


卜「！何だAか。そんなに息を切らしてどうした」


「ま、丸母クン...もう行っちゃった...？」


卜「ああ。ついさっきな」


「もう、無理か...意外と足速いもんなあ...」


卜「で、Aは何故丸母を追いかけてた？」


「そ、それがね...ﾊｧｯ...嫌な予感がするの.........それを丸母クンに伝えたかったんだけど、いなくなっちゃったなあって...」


卜「具体的にはどういう感じなんだ？」


「う、うーん......何というか、誰かが死ぬ...まではいかないと思うけど、殴り殺されちゃうような感じ...」


卜「やけに具体的だな」


「いや問いかけたのそっち...てまあそれはいいとして、丸母クン、何処に行くって言ってなかった？」


卜「いや、言ってなかったな」


「そ、そう...ありがと。卜部クン。また今度会おう」


卜「お、おう...」





Aも何処かへ足早に去っていったが、卜部は訳が分からない、といった様子だった。

おかえりなさい→←色々と、交換

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す