ハクと、、、？ ページ13
白地に薄ピンクの花が所々に散りばめられていて
綺麗な金の刺繍が細かく塗ってあった。
下は、うっすらピンク色。
以前来たような仕事着ではなく
巫女さんが来ているような綺麗な袴。
千「綺麗…」
リン「だろぉー？ぜってー似合うと思うぜ、もう遅いし風呂はいってそれに着替えて、寝床探しな！」
千「うん、ありがとう！」
リン「風呂の場所覚えってか？」
千「多分大丈夫！いってきまーす」
・・・・・・・・
従業員用の女湯を借りて
体を温める。
外からは月が覗いていて
お湯はいい匂いで
なんともいい気分だ。
千「今日は色々あったなぁー…」
明日香たちの信用を失ったこと。
両親を亡くしたこと。
こんな重大なことを
千尋は再び「本当はなかったんじゃないか」と思い始めていた。
千「それから…ハクに会えた。」
千尋はふふっと1人でに笑みをこぼし、
癒された体に満足しながらお湯から出た。
リンからもらった袴に着替えた自身の姿を鏡でみて驚く。
自画自賛する気はないが正直、似合っていた。
千「ハクどこにいるんだろう…」
どこで寝たらいいか聞かないと。
千「湯婆婆のとこには正直行きたくないしなぁーーー」
きょろきょろしながら廊下を歩いていると、
すとんっと何かにぶつかった。
千「わっごめんなさ…」
ハク「千尋？」
千「ハク！探してたの！あのね、今夜」
ハク「千尋…その袴…」
千「え……あ…変…？」
ハク「いや、とても似合っているよ。綺麗だ。」
そう言って微笑む彼に照れない乙女がどこにいるであろう。
千尋は顔を赤らめた。
ハク「で、どうした？何か用かい？」
千「あ、あのね、リンさん達の部屋もういっぱいで寝る場所ないんだって。だからどこで寝ればいいかなって…」
ハク「リンの部屋か？いや…あそこはまだ空いていた気が」
千「えっ」
ハク「しかも余裕で」
千「えぇぇっ」
ハク「ははは、リンは何を考えているのか分からんな。まぁいい、千尋。今夜は私の部屋においで。」
千「ハクの部屋…？」
ハク「あぁ、上から二番目の階の奥部屋だよ。色々と話も聞きたいからね。」
千「わっわかった。後で行くね！」
ハク「うん、待ってる。」
千尋はとりあえず「後で」と言ってみたものの本当は急なお誘いに戸惑っていただけで
特にすることもない。
ただ、ハクの言葉に確かに喜び
鼓動を速まらせていたのは事実であった。
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やっさん - この作品、完全に映画の続きの設定ですね。千尋がハクと再会し、千尋がハクとの恋におちます。切ないこのだい一篇の結末ですが、まだまだ本番はこれからです！千尋の両親の運命は？続編お楽しみに！！ (2018年8月12日 20時) (携帯から) (
レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
airi - な、涙が止まりません・・・、この作品最高です＾＾ (2017年1月4日 3時) (レス) id: ccd59f3af1 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ふゆきさん» 返信遅れてしまってごめんなさい…！最後まで読んでくださって本当にありがとうございました(´；ω；｀)嬉しいお言葉励みになります、ありがとうございます！ (2015年2月21日 15時) (レス) id: 3184e8d971 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - 最後まで見て感動でいっぱいでした。 (2015年2月9日 23時) (レス) id: 83691007b7 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 楚誉さん» そんな事言っていただけで嬉しい限りです！いつも見てくださっているんですね、本当にありがとうございます(´；ω；｀)続編にも突っ込みそうです…これからもよろしくお願いします！！ (2014年12月8日 13時) (レス) id: 3184e8d971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2014年11月29日 15時
