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19本目 ページ20
「……！、…さま、お嬢…、お嬢様！」
目の前には心配そうな顔で私を見つめるスノウ
どうやらお湯に浸かったまま寝ていたらしい
それもそうか
最近運動らしい運動をしていない
急に体を動かしたのだから疲れていたのだろう
今日は寝る前の読書はダメだな
「心配かけてごめんなさい。体拭くからタオルを取ってもらっていいかしら」
「お嬢様、我々国幹部が今白美国に入ったそうです。今夜は宿をとるそうですが明日お嬢様を救出する…と」
「本当にどこからその情報を仕入れてくるのよ…わかった。今日は直ぐに寝るわ。貴女も早めに寝なさいよ」
そんな会話をしながらネグリジェに着替え、髪を乾かして貰った
「それじゃあ、おやすみ」
「おやすみなさいませ、お嬢様」
そう言うとスノウは貰ったばかりの部屋に消えていった
明日助けが来る…か
まさか我々国から来るなんて
来てもシューラント家位かと思っていたのに
珍しいこともあるのですね
明日に備えてもう寝よう
天井付近で物音がしたのは聞こえなかったふりをした
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作者名：稲荷狐 | 作者ホームページ：https://twitter.com/touka__kitsune?s=09
作成日時：2020年1月25日 11時
