雪が降る夜に【ONE PIECE】 (ページ42)

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cap41 ページ42

＜ｺｰﾄﾞ＞

僕の予想は大当たり。

獄卒獣に追われているﾊﾞｷﾞｰ達が見えた。

どうやら、4人共復活しているらしい。

麦わらとｼﾞﾝﾍﾞｴと僕で獄卒獣を討ち負かす。

ﾊﾞｷﾞｰに一言文句を言ってやろうと後ろを振り向いた瞬間。

「あ、良かった!!!お前ら無事だったのか!!!」

麦わらからの(無意識の)言葉の攻撃。

ｹﾞﾌｯ、と血を吐いたﾊﾞｷﾞｰ。

僕が攻撃しなくても良さそうである。

「ｷｬﾌﾟﾃﾝ･ﾊﾞｷﾞｰ!!!LEVEL2から次々に囚人達と変態達が登ってきます!!!」

「変態まで～～!!?ﾅﾆｿﾚ～～～!!?」

ｷｬﾌﾟﾃﾝ･ﾊﾞｷﾞｰって何。

「ｱﾝﾀら、あん時ｧよくも見捨ててくれたわねーい!!!」

「ぶへぇ!!!お前もかぁ!!!Mr.2!!!」

ﾎﾞﾝ･ｸﾚｰに蹴られているﾊﾞｷﾞｰを横目で眺めつつ正面入口を目指して走った。

何があったのかは知らないが、御愁傷様。

「毒竜!!!」

突如、ﾏｾﾞﾗﾝの声がLEVEL1に響いた。

ｲﾜﾝｺﾌとｲﾅｽﾞﾏが抑えていた筈だが…。

此処にﾏｾﾞﾗﾝがいるという事は、十中八九、殺られたのだろう。

「了解ですが、本当に船を…!!?」

「万事、指示通りに迅速に手配しろ!!!」

そんな電伝虫での会話が聞こえた。

やはり、と思うと同時にｼﾞﾝﾍﾞｴの元へ急ぐ。

蝋が毒を止めているのを見て少し感激したが、そんな事をしている場合では無い。

「ｼﾞﾝﾍﾞｴ、正面入口へ急ぐぞ」

僕の言葉に頷いたｼﾞﾝﾍﾞｴ。

「…無茶だけはしてくれるなよ!!?」

麦わらに一言残し、先を急いだ。

ﾊﾞｷﾞｰが解放した囚人達が扉を開ける。

が、そこにある筈の軍艦がそこには無かった。

当然である。

ﾏｾﾞﾗﾝから出された指示により、軍艦は既に出航しているのだから。

が、此処にはｼﾞﾝﾍﾞｴがいる。

扉を破壊したｼﾞﾝﾍﾞｴはそれを持ち海を進んだ。

ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ、Mr.1、ﾊﾞｷﾞｰ、僕。

何故ﾊﾞｷﾞｰが来たのかは大体予想がつく。

七武海二人といた方が安全だと考え、着いてきたのだろう。

馬鹿な男である。

いや、卑怯と言った方が正しいか??

「甲板へ打ち上げるぞ、しっかり掴まれ」

軍艦からの一斉射撃にﾋﾞﾋﾞﾘまくるﾊﾞｷﾞｰ。

それを余所に、海へ潜ったｼﾞﾝﾍﾞｴは一本の水柱を作り出し、甲板へと扉を飛ばした。