雪が降る夜に【ONE PIECE】 (ページ13)

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cap12 ページ13

＜ｺｰﾄﾞ＞

「三人共能力者だ!!!」

「こいつらに迫撃砲は効かねぇ!!!」

愕然とした表情を浮かべる海兵に対し。

「お前ら変な能力持ってんなー!!!」

「てめぇのが一番変だろ」

「やれやれ…意外と人数が多いな…」

「あれ??まだこんなにいるわけ??」

海賊側は至ってﾏｲﾍﾟｰｽである。

「迫撃砲も効かないなんて…」

「何とか大将黄猿到着まで持ち堪えろ!!!」

海兵達が士気を上げるが…残念。

その後、船長方の能力に呆気なく敗退した。

ﾋｭｰﾏﾝｼｮｯﾌﾟから出てきた各船長達の仲間。

もうこの手の騒ぎには慣れたのだろう。

かなり冷静である(骨は省く)。

「僕が手を出す暇も無かったよ」

ﾚｲﾘｰに愚痴を言いに行く。

「そうか、なかなか頼もしいじゃないか!!!」

わはははは!!!と笑い飛ばされる。

何となく苛ついたので軽く殴っておいた。

「准将殿!!!全員出てきた模様です!!!」

まだいたのかよ。

「迫撃砲は能力者以外を狙え!!!蒼(ﾙ･ﾌﾞﾙｰ)だけは生け捕りにせよとの命令だ!!!」

ちょっと待て。

「…生け捕りってどういう事だ??」

「君、何かしたのか??」

怪訝そうな目で見てくるﾚｲﾘｰ。

「何もしてない…筈。海賊団を手当たり次第にぶっ潰したぐらいだけどなぁ…」

「お前何やってんだよ!!?」

凄い勢いで長鼻君突っ込まれた。

解せぬ。

「おい、行くぞ」

「っ、あぁ…」

考え込んでいる内に戦闘は終わっていたらしかった。

刀を鞘に納め、ﾚｲﾘｰを追いかける。

その場には、海水で出来た小さな水溜まりが残されていた。