【ONE PIECE】 少女の小さな物語 《２》

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「……？何笑ってんだ？」




「可笑しいことなんて、何もなかったよな？」






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私の言葉に、「うん うん」と首を縦に振るリクトとレクト



父さんと母さんは笑いすぎたのか、目頭にうっすら



涙があった






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「いや、“ホントに仲がいいな、この姉弟”と思ってよォ……」




「はァ？それで笑うか、普通」




「普通ってなんだよ、普通って！！まるで 俺が普通じゃないみてェじゃねェか！！」






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「あァ そうだよ、お前は普通じゃねェよ！！４歳のガキに、修行をさせる親だもんな！？」




「なんだと！？お前、最近調子乗りすぎだぞ！？親に向かって“お前”とはなんだ、

　 “お前”とは！！」






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「何をォ〜！？」と、おでこと おでこがぶつかるくらいまで近付いて睨み合う



だけど、私達の背後に黒い影が……




ゴンッ────






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「っ！？いってェ……何すんだ、カレン！！」




「まったく 貴方達は……喧嘩をするなら、他所でやってちょうだい！！」






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私は、ヒリヒリする 大きなたんこぶを擦りながら思った



母さんは ある意味最強だ、とな






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