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時刻は丁度おやつ時。
カフェで何か食べようかと思ったが、ここで何か食べてしまうと夕飯を作っている時の味見でお腹いっぱいになってしまいそうな気がして。
私はシンプルなドリンクだけを頼んだが、目の前の彼はドリンクというかフードに近い、よく見るホイップクリーム増し増しのアレを飲んでいる。
「無事に買えた？」
「おう、おかげさまで」
何がおかげさまなのか────あぁ、私が指した棚の中から選んだのかな。なんとなくそう察して。それはよかったと、そう零す。
...彼は目を伏せながらも、私が持っている紙袋の方に視線が向いていて。
「私もいいのが買えたよ。明日まで秘密だけど」
暖かい飲み物を喉に流し込むと、暖房がついた屋内でも冷えたままの体の中心が燃えるように熱い。
その後ものんびり喋りながらマグカップを手にしていたが、そろそろ日が暮れる時間だ。家に帰って夕飯の準備をしないといけない時間である。
ぬるくなったその中身を、一気にあおると底の方に溜まった甘さが喉を焼いた。
「......A」
「ん？」
カフェを出て、夕暮れの中街を歩く。
イルミネーションが段々と点灯し始めて、日が暮れる前の準備を始めた。
何故か人通りは少なく、街は静寂に包まれていた。
いつの間にか少し後ろを歩いていた志麻くんに呼ばれ、振り向く。
彼は少し...緊張、焦っているような表情。どうしたのかと口を開こうとすると、私が何かを言う前に彼が近くに寄ってきて。
「動かんといて、付けるから」
「...なに、フライングなの」
首元に添えられた手。
彼の手がどくと、そこにはペンダントが。
...彼らが持っているそれと同じようなデザインで、どこで見つけてきたのかと思う程。箱から取り出していたから、買ったものだろう。
「...綺麗、貰っていいの？」
「...その為に買ってきたやつやし。毎日でも付けて」
えへへ。とだらしない笑みが口からこぼれているのを自覚しながら、お揃いのペンダントが嬉しくて嬉しくて仕方なくて、それを止めることはできなかった。
私がお揃いの物を貰ってこんなに嬉しいんだったら、キーケースは正解だったのかもしれない。
自分の発想を褒めつつ、彼らの嬉しそうな顔を見れるのかと思うとワクワクしてくる。
...ペンダントトップを見ながら口元の緩みを手で押えていると、目の前の彼が。
「あのな、A」
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ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (7月2日 21時) (
レス) @page50 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
可愛い後輩ちゃん - 完結おめでとうございます‼とても私好み過ぎて1~3、一気読みしてしまいました,😌素敵なお話ありがとうございました!! (2022年2月23日 22時) (レス) @page50 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
結月。(プロフ) - 続編3作に渡る連載、本当にお疲れ様でした。作者様の作品と出会ったのが遅かった私ですが、どのお話も面白くてついつい夜更かししてしまうくらい読んでしまっていました。素敵な作品をありがとうございます。幸せな時間を過ごせました。本当にありがとうございました！ (2022年2月15日 3時) (レス) @page50 id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - 完結おめでとうございます！！幸せでよかったです...！めちゃめちゃ面白かったので一気見させて頂きました...本当に素敵なお話をありがとうございました！ (2021年8月1日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 連載お疲れさまでした。毎話すごく楽しかったです。今回もすてきなお話ありがとうございました！！ (2021年8月1日 14時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#N/A | 作成日時：2021年7月4日 15時
