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王様になるかもしれないという人間に差別意識があっていいの？という話はともかく。
ただ、彼もあの林間学校を機に私への態度が変わったわけだし、クラスメイトとのやり取りを見ていてもそういった素振りは見せないようになった。
要するに、変わることが出来たのだろう。
極めつけは志麻くんとセンラくんの関係。
厳しい家庭なのかな、と予想はしていたものの。厳しい家庭どころか王族である。
なるほどなあ、と納得。
「こちらでございます。城の従者がいつでも控えておりますので、何かあればお呼びくださいませ」
「あ、はい。ありがとうございます」
そう答えれば、彼らは扉の奥へ引っ込んでしまった。
部屋の中にはロボットと思わしき機械が佇んでおり、タッチパネルには「お飲み物はいかがですか？」の文字。
あ、そういえば。
ロケットを降りてそのままここまで来てしまったが、ロケットさんは今どうしているのだろう。
飲み物を勧めてくれているロボットに「こんにちは」と話しかけてみれば、初期のロケットさんのような声で『コンニチハ』と返してくれた。
「飲み物、何があるか教えていただいてもいいですか？」
私がそう聞くと、そのロボットは『カシコマリマシタ』と音声を発してタッチパネルをくるくる、画面を切り替えて色んな飲み物を見せてくれる。
うーん、たくさんありすぎてわからない。
おすすめはありますか？と聞くとオレンジ色の飲み物を示されて。
じゃあ、それにしますとお願いすると、ロボットのお腹の辺りがパカッと開いてその飲み物を差し出される。
なんだろう、これ。
匂いはまあ、安全なもののような匂いだけれど。
…意を決して「いただきます」と飲むと。
あれ、美味しいかも。
「ありがとうございます、美味しいです」
『キョウシュクデス』
その言葉に、ロケットさんを思い出して。
なんだかおかしくて、あの時と同じように名前を聞いた。
そのロボットは少し戸惑うようにしながらも自分の製造番号を教えてくれた。
その製造番号を口にしながらお礼を言うと、少し嬉しそうにしていて。
ふふふ、としゃがみ込んで目線を合わせながら少しお喋りしていると、扉の開く音が。
「A、どこに…ってお前、またAI懐かせとるんか」
「物好きやなあ、オペレーターの時もやったけど」
お、彼らが来てくれたらしい。
目の前のロボットさんと私のやり取りを見て呆れたように笑う彼らに、安心した。
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ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (7月2日 21時) (
レス) @page50 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
可愛い後輩ちゃん - 完結おめでとうございます‼とても私好み過ぎて1~3、一気読みしてしまいました,😌素敵なお話ありがとうございました!! (2022年2月23日 22時) (レス) @page50 id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
結月。(プロフ) - 続編3作に渡る連載、本当にお疲れ様でした。作者様の作品と出会ったのが遅かった私ですが、どのお話も面白くてついつい夜更かししてしまうくらい読んでしまっていました。素敵な作品をありがとうございます。幸せな時間を過ごせました。本当にありがとうございました！ (2022年2月15日 3時) (レス) @page50 id: 286dc51d91 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - 完結おめでとうございます！！幸せでよかったです...！めちゃめちゃ面白かったので一気見させて頂きました...本当に素敵なお話をありがとうございました！ (2021年8月1日 19時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 連載お疲れさまでした。毎話すごく楽しかったです。今回もすてきなお話ありがとうございました！！ (2021年8月1日 14時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#N/A | 作成日時：2021年7月4日 15時
