Episode9 ページ10
??「おい」
不意に腕をつかまれ立ち止まる
そこにいたのは…
A「ユンギさん」
相変わらずねこみたいな見た目のユンギさんだった
ユンギ「お前、大丈夫?すごい走ってたけど」
ユンギ「ここじゃなんだからさ、カフェ来いよ」
A「すいません。ありがとうございます。」
ユンギさんに連れられカフェに行く
ユンギ「で、なに?お化けでもいた?(笑)」
カフェについて温かいコーヒーを飲む私にそう聞くユンギさん
A「いや、お化けっていうかなんていうか」
あの手紙は何なのだろう
ユンギ「まあ、言いたくないならいいよ」
ユンギ「とろで、あいつは元気?」
あいつというのはジヒョのことだろう
ユンギさんとはBulletproofにログインして
まだ操作のしかたも分からなくて迷子になっているところを助けてくれて
ちょうどそのとき一緒に迷子になっていたジヒョもユンギさんに助けてもらったと言う
だからジヒョと私にとってユンギさんは恩人…師匠に近い人だ
A「元気ですよ、最近は筋トレ始めたみたいで」
ユンギ「あいつ鍛えたらゴリラになるくね?」
久しぶりのユンギさんに会話が弾む
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ユンギ「そういえばナムジュナがまた装備壊して」
A「そうなんですか?(笑)」
ユンギ「ほら、あそこ」
指差した方を見ると天井が少しへこんでいた
ユンギ「修理するの大変なんだよ、あれ」
口を尖らせてそういうユンギさん
A「ふふっ、そうですね」
ユンギ「お前…笑ってた方がいいよ」
A「えっ」
突然そんなことを言われてドキリとする
ユンギ「ところでさ、もう6時なんだよね」
A「えっ!やばっ」
慌ててユンギさんにお礼をしてカフェを出る
ユンギ「じゃあな、今度はあいつもつれてこいよ」
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作者名:Ewan x他1人 | 作成日時:2023年6月7日 23時