【文スト】福沢諭吉 恋愛集【男主】

愛が一つ　再会 ページ24

太｢凄いねー、こじらせ系男子があんなになったよ｣


国｢これで自慢も聞かずに済むか｣


福｢こじらせ、系…？｣


｢気にしないで｣


なんか変なセンサー立ったし。


どうしてくれるの太宰さん。


太｢何時も何時も社長の自慢を聞かされてましたよ。『福沢さんカッコイイ！』とか『俺のパパが一番カッコイイ！』とか｣


なんで言っちゃう…。


福｢…それは、本当なのか…？｣


｢うるさい!!俺に聞かないで!!｣


国｢仕事中でも構わず話してきて、大変でした｣


福｢…ほほう｣


なんか悪巧みしてそうな笑いだな。


可愛かった。


福｢そうかそうか、我が子は父が大好きだったか｣


ほわほわと花を舞わせ、俺の頬をぐにぐにしてきた。


なんかムカついたので、福沢さんの手をつかみ、言ってやった。


｢…嫌いだなんて、一回も言ってないし｣、と。


案の定、ヒートアップしたがな。


されるがままだけど。


福沢さんの撫では気持ち良いのじゃ。


俺が猫だったら大音量でゴロゴロ言ってるな。


福沢さんに触ってもらえる猫が羨ましいよ。


俺も福沢さんの手からご飯食べたい。


風邪ひこうかな。


てか、福沢さん長いな。


｢…長い｣


福｢我が子に触られる事が嬉しいのだ｣


…悲しい理由だ。


まぁ、俺も嬉しいから良いか。

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