＊リーダーは恋をした＊2 (ページ23)

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#23 ページ23

SH｢ただいまー｣

LY｢おかえりー｣

いつもニコニコのイーシンが

今日はちょっと顔が青ざめている。

もう僕はルハニヒョンに殺されると確定しているようだ。

LH｢ジュンミョン、ちょっと来い。｣

玄関を上がれば、

仁王立ちのルハニヒョン。

SH｢はい…｣

ズカズカと歩くヒョンの後ろを

背中を小さくしてついて行く僕。

TO｢ヒョン、がんば！｣

ニコニコしたタオが耳元で言った。

タオ、あなた絶対人事だと思ってるよね？？？

・

・

部屋に入ると、椅子に座らせられた。

LH｢ねぇ、お前今日Aにプロポーズしたんでしょ？｣

唐突すぎる言葉だ。

SH｢えっ！？…あ、うん。｣

危ない、吹くところだった…。

LH｢A、OKだって？｣

SH｢うん。｣

LH｢Aのこと好き？｣

SH｢もちろんです！！｣

そう言ったら、

突然、ヒョンは悲しい目をして俯いた。

LH｢正直に言うと…反対だ。｣

ほらね、やっぱり。反対された。

LH｢だけど…｣

SH｢？｣

LH｢前にも言ったけど、

Aは、悲しい思い出を背負って今まで生きていたんだ。｣

SH｢はい。｣

LH｢そんなAは僕の大事な妹であり、宝物なんだ。｣

そりゃそうだ…

今まで大切にしてきた彼女をそう簡単に渡せるはずない。

LH｢それでも、お前がAを幸せにしてくれるのなら、俺は許してやってもいい。｣

SH｢ヒョン、僕が絶対彼女を幸せにします。｣

LH｢よし、分かった。

その代わり、また泣かせたら今度こそAを奪ってやるからな！｣

え？

つまり、認めてくれるの？？？

SH｢ヒョン、ありが…？｣

返事をする前にヒョンは部屋を出て行ってしまった。