＊リーダーは恋をした＊2 (ページ12)

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#12 ページ12

夜20時、仕事からみんなが帰ってきた。

(ガチャッ)

LH｢ジュンミョン！｣

帰ってくるなり、部屋に入ってきたのはルハニヒョンだった。

LH｢ねぇ、お前なにAのこと泣かしてんの？｣

今まで見たことのない鋭い目付きで言った。

SH｢…ごめん。｣

LH｢俺に謝ってどうすんだよ。謝るならAに謝れよ！｣

今まで聞いたことのない大声で怒鳴り

胸ぐらをガシッと掴まれる。

LH｢今すぐお前をボコボコにしてやりたいよ。

でも、そうしたらAが悲しむ。

だから今日のところは手加減してやる。

でも次こそ本気で殴るからな。｣

SH｢ルハニヒョン…｣

LH｢あと、これ…｣

片手に細長い紙袋を渡された。

SH｢え…？｣

LH｢Aがお前に渡して欲しいって、預かったんだ。｣

SH｢Aが…。｣

早速、紙袋から小さな箱を取り出して

中身を見ると、腕時計が入っていた。

箱の中には、メッセージカードも添えられていた。

『ジュンミョ二オッパへ

オッパ、誕生日おめでとうございます！
いつも優しいオッパが私は大好きです。
これからも大好きな優しいオッパでいてくださいね。いつまでも愛してます。

Aより』

SH｢誕生日…｣

今日が自分の誕生日だなんて

すっかり忘れていた。

彼女からのメッセージカードに

涙がこぼれる。

LH｢お前のためにAが一生懸命選んだんだぞ。｣

SH｢ヒョン…僕、Aに会ってくる。｣

LH｢ジュンミョンならそう言うと思ったよ。

さぁ、行ってきな。｣

ルハニヒョンからポンッと背中を押されて

僕は急いで彼女の家へ走って行った。