episode363 当人も周りも混迷を極める… ページ13
3人の歌い手がハラハラ気を揉んでいる頃…
VIP店長のお店、「MAGIC BOX」では、VIP店長、若松さん、まふまふさん、そらるさん、それに
天月さんを含めた5人が"準備中"に札をひっくり返してカウンター席に座りながら会議中…
天月「う〜ん…難問だよ?これは。」
そらる「まふのストーカー以来じゃないか?ここまで真剣に会議開いてるのって…」
VIP店長「まぁ、ある意味近いものがあるし…何なら活動に直接関わって来てる分、余計に
ややこしいって言うか…」
若松さん「ん〜、まふ君も黒崎君も人間関係に禍があるんだよねぇ…お祓いでもして来る?」
まふまふ「何かホント、2人で有名な神社とかで祈願してくるかなぁ。冗談じゃなく人間関係が
こんがらがっちゃってて整理のしようが無くてさ…＾＾;;;」
そらる「だぁ〜！もう!!無理ゲーも良いとこじゃん!これを根本的に解決するのって…正直、
無理じゃね?」
ものすご〜く難しい顔をして、金田一探偵の様に頭をバリバリ掻き毟ってるそらるさん。
混迷を極めてますねぇ…周りを巻き込んでる分、性質(タチ)が悪いって言うね＾＾;;;
一方、黒崎君は大学からの帰り道…ラジオでYOASOBIの「アイドル」がちょうど流れてきていて…
それに合わせて窓全閉でエアコン全開なのを良い事に、鼻歌交じりに歌っていた。
そして途中で気が付いた。"ん?何かこういう歌い方を聴いた事あるような…でもどこだっけ?"と。
そしてもうすぐスタジオに着くという頃に…唐突に気が付きました。
"あぁ〜、なるほどぉ〜あの人のライブの歌い方に近いんだ…と。(※解った貴方は鋭い!)
いつもの様に付近をよ〜く確認して、スタジオの地下にマーチを駐車させる。
エンジンを切ってドアを施錠して家の中へ。
家の中にはあの恋人と、姉ポジの人と、愛人でも良いよ♡ってからかう人が真剣な顔で丸テーブル
でマグカップにコーヒーを入れて…何やら顔をすり寄せてコソコソ話していた。
気が付いたのは唯一こっちに顔を向けて座ってた96さん…。
96「おっ、黒崎君お帰りぃ〜」
+α(あるふぁきゅん)「お〜お帰り!今、ちょ〜どキミの話をしていたのだよ。まあ、座って座って。」
意味ありげに椅子を勧められた。
俺『え?俺の話をしてたんですか?3人で?』
96「そうやで。Reolさんも、ワシも、ふぁっきゅんだって…黒崎君が精神的に押し潰されそうで、
メッチャ怖いねんて＾＾;;;」
れーちゃん(Reol)「まこっちゃんさぁ…色んな事を我慢しすぎじゃない?ってね…」
episode364 事態を打開するには…?→←episode362 空想と現実との誤差がどんどん大きくなってくると…
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作者名：Silvermoon | 作成日時：2023年3月23日 21時
