☆66 油絵 ページ22
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着替えながら部屋の中をキョロキョロ見渡すと、壁に一枚の油絵が飾ってあるのが目に入ってきた
．
これ、Aさん？
髪の毛の長さが違うけど凄く似てる
．
一糸纏わぬ姿で、身体の全面に花束を抱えた女性
花束の上部に見える胸の膨らみ
スラッと伸びた手足が妙に色っぽくて、視線の先には何があるんだろう？
視線の先にあるものを、愛おしそうに見つめてるように見える
誰が描いたんだろう
サインが描いてあるけど、よくわからない
ただこの女性は、視線の先にある人が好きなんだ
それは直感で感じた
もし、この絵の女性がAさんだったら
なんだろ、胸が苦しい
この姿でモデルになるって…
もし、描いた人が男だったら
それを想像しただけで、モヤモヤした気持ちになるのはなんなんだ
．
イヤイヤ、考えるのはやめよう
俺には関係ないんだから
そんな思いを振り払うようにして、
急いで着替えてキッチンに向かった
．
．
キッチンからは、すごくいい香りがしてる
なんだろ？
そこに用意されていたのは、沢山の野菜とビーンズが入っているミネストローネと、フォカッチャだった
「温かいうちにどーぞ。」
Aさんに言われて、ミネストローネを口にする
『美味い！。』
ベーコンから旨味が出て、野菜に染み込んでいる
野菜は柔らかく煮込まれて口の中で溶けていく
フォカッチャは、食べやすい様に一口サイズな焼かれていて、まだほのかに温かい
添えられていた野菜ジュースも口当たりが良くて飲みやすい
「うまっ！」
ガツガツ食べる俺を、
「美味しい？」
って、ニコニコしながら見ているAさん
それだけなのに、なんだか気持ちがホッとしてくるよ
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さく(プロフ) - ハルヒさん» ハルヒちゃーん！来てくれてありがとう〜。帰省してたから、ツクール更新ストップしてました。これから展開していくから、また読みに来て下さいませー！。これと二宮さんを終わらせて、次の作品が書きたいー！ (2015年6月10日 13時) (
レス) id: 7b4e1ba174 (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - さくちゃん、やっと全部読むことができたよー！だからだから早く続き書いてー（笑）待ってるぅぅー！ (2015年5月30日 17時) (レス) id: f956a16cc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆さく☆
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hiro2215
作成日時：2015年3月23日 11時
