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今日は日曜日。




久しぶりに海斗と遊ぶ約束をした。




宮近「なんか2人で遊ぶのとかいつぶりかわかんないね」




「うん。いつも3人だったからね」




離れるわけがないとずっと思ってたもん。




宮近「今日あそこ行こ」



それはいつも3人で行っていたカフェ。


来るのは久々だ。


店内は相変わらずお洒落な雰囲気で、ジャズがかかってる大人なカフェだった。



幼いわたしたちには魅力がわからなかったけど、昔から龍也のお気に入りだった場所。




「そういや龍也、いっつもこれ頼んでたね」



龍也はここに来たらいつもブラックコーヒーを飲んでいた。



ずっと苦いって言ってたけどね。



じゃあ飲むな!って2人でツッコんだなぁ笑




宮近「しめとはどんな感じなの?」


「うーん、わかんない…


龍也の距離感がよくわかんなくてね。




でもわたしのことは気にかけてくれてるような気がするの。自意識過剰かもしれないけど」




ほんとにわかんないんだよね……




どう思われてるとか全然読み取れない。



『……中村さん?』




宮近「しめ……!」




海斗の視線の先には龍也がいた。



こんなとこで…遭遇しちゃった…




『え、?その人俺の知り合い?』




「あ、えっ…いやあの」



宮近「…これでしめにしよう!って話をしてました!!!!」




ナイス海斗…



ここでバレたらややこしいことになる。





『へー中村さんってこういうとこ好きなんだね』




もちろん。龍也が好きだったもん。




「先生こそ」




『うん、好き』



ニコッと笑ってカウンターの方へ向かっていく姿が切ない。




宮近「ほんとに…忘れたんだな…」



「うん…」





海斗は泣いていた。




記憶を無くした龍也と会ったのは初めてで衝撃が大きかったんだね。






わたしもわかるもん。

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設定タグ:TravisJapan , 七五三掛龍也 , 宮近海斗   
作品ジャンル:恋愛
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サリー。(プロフ) - ノエママさん» ありがとうございます! (2019年8月21日 17時) (レス) id: 7061ef67cf (このIDを非表示/違反報告)
ノエママ - いいね何度も押したいくらい好きな話です!!更新頑張ってくださいね! (2019年8月13日 8時) (レス) id: 746aad7aba (このIDを非表示/違反報告)
サリー。(プロフ) - カ ッ パさん» ありがとうございます!! (2019年7月6日 14時) (レス) id: 7061ef67cf (このIDを非表示/違反報告)
カ ッ パ(プロフ) - すっっごい楽しみにしてるので、今後も更新頑張ってください! (2019年7月6日 0時) (レス) id: 7e16490bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サリー。 | 作成日時:2019年4月8日 18時

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