呼んで？ Yosuke.S ページ4
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A「坂本さん」
陽介「ん？」
A「あの、昨日はありがとうございました！お詫びになにか……」
陽介「ああ、気にせんでも……」
A「いやいやいや！私、自分があそこまでお酒に弱いとは思わなくて……ほんとに申し訳ない」
ベロンベロンってああいう事だねって
坂本さんがふふって笑う。
坂本さんはいつも通り定番メニューを作るとわたしの前に出してくれて。
A「あの、すっごい迷惑でしたよね。
介抱してもらって……彼女さんもいるのに」
陽介「え？彼女？」
A「え？あの、携帯に表示されてた……米原真衣って……」
陽介「ああ！地元の幼馴染みや。」
彼女じゃない、って坂本さんは笑ってエプロンを脱ぐ。
そのままわたしの隣の席に座って美味しい？って一言。
料理を口に入れた状態で必死に頷くと坂本さんはまた笑う。
A「そう言えば、坂本さん地元どこなんですか？」
陽介「三重やで」
A「三重ですか……遠いですね」
陽介「案外すぐやで」
他愛もない会話を続けていると店の電話が鳴る。
坂本さんは慌てて電話をとると紙にメモをとって。
……あれ、左利きなんだ。
A「坂本さんって左利きなんですね」
陽介「まあね。正確に言うと両利き。」
A「凄いですねそれって」
陽介「高校時代左利きを矯正されて右で全部できるようにしてん。
けど焦るとどうしても左手が出る」
癖直さななって。
陽介「あ、そうそう。
お詫びしたいって言うてたからお詫びしてもらってもええかな」
A「あ、はい！」
陽介「名前で呼んで？」
A「……え？」
陽介「お詫び。名前で呼んで？」
A「え、そんなことでいいんですか？！あの食事とかあの……」
陽介「そんなことって、おれずっと名前で呼んで欲しかってんけど」
にこってあざとい笑顔。
その笑顔に負けて「陽介……さん」と呼ぶと坂本さんは照れてようにまた笑う。
陽介「ありがとう、Aちゃん」
A「な、名前……」
陽介「おれもこれから、下の名前で呼ぶ、から。」
『坂本さんと恋の予感？』
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三重弁分からないです
関西弁に近くなってしまい
すみません汗
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犬猫？猫犬？ Shinichi.N→←守られる。 Ryoma.S
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作者名：Ni | 作成日時：2016年7月19日 23時
