色々な君と。 (ページ2)

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かべどん。 Takeru.A ページ2

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A「あの、天谷く……」

天谷「おれ見ちゃったんだよね～」

ニヤッと不気味そうな笑顔で笑って、
後ずさったわたしの後ろの壁に手をついた。

天谷「お前がバイトしてるとこ」

A「えっ……」

天谷「いや～びっくりしたなあ
まさかあんな所であんな服着てあんな客
相手にしてるんだもんなあ」

A「い、言わないで」

天谷「え～どうしよっかなあ」

天谷くんはわたしとの距離をジリジリ近づけていく。

A「なんでもするからっ、」

わたしが咄嗟に叫ぶと
鼻と鼻がぶつかりそうなくらい近くで止まった。

天谷「ふーん、なんでも……ね」

A「だから言わないで……」

天谷「んー、いいよ。じゃあ今すぐここで脱いで」

A「え？」

天谷「え？出来ないの？センセーに言ってこようかな」

天谷くんに脅されて制服のリボンに手をかけた。

天谷「バーカ、嘘に決まってんだろ」

A「天谷く……」

名前を呼ぶと
ぐいっと抱きしめられて。

突然のことに驚いて手からリボンが滑り落ちる

天谷「……自分の身体大切にしろよ」

A「……え？」

天谷「え？じゃねえよバーカ」

抱きしめられてると実感したすぐ後
今度はぐいっと引き剥がされて髪をぐちゃっと崩される。

天谷「次見かけたらほっとかねーからな」

『天谷くんは恋愛対象？』

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